
フェルスタッペン「マジでクソだ」―”操縦不能”のRB21に激昂、角田にも敗れ6番手でスプリントへ悲観色
11月28日に行われた2025年F1第23戦カタールGPのスプリント予選で、レッドブル・レーシングのチームメイト対決に波乱が起きた。逆転タイトルを追うマックス・フェルスタッペンがSQ1でトップ通過を果たしながらも失速して6番手に沈んだ一方、角田裕毅は5番手をつかんだ。予選形式で角田がフェルスタッペンを上回るのは初めてだ。
フェルスタッペンにとって、このセッションは苦痛の連続だった。「狂ったようなバウンシング」と「酷いアンダーステア」の挟み撃ちに遭い、マシンバランスは自身のドライビングで覆せる領域を超えていた。
「マジでクソだ」無線でぶちまけた怒り
フェルスタッペンの不満は早々に噴き出した。SQ2の序盤、彼は無線でチームにこう吐き捨てた。
「狂ったみたいにバウンドする。マジでクソだ! フロントが全く入らない。コーナー中盤でもっと曲がってくれないと困る」
チームは設定変更を指示したが、状況は好転しなかった。
「クルマをチェックしてくれないか? 狂ったようにクルマが跳ねる。ドライブできる代物じゃない」
そして迎えた最終SQ3。最初のアタックではターン4でコースアウトを喫してラップを断念。「どういう訳か、ターン2から4にかけて酷いアンダーステアが出始めた」と報告し、チェッカー後には「本当に良くない」と力なく漏らした。コースアウトした際にフロアにダメージを負った可能性もある。
スプリントは「楽しくないレースになる」
Courtesy Of Red Bull Content Pool
6番手に沈んだスプリント予選を経てインタビューに応じるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2025年11月28日(金) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)
6番手にとどまったフリー走行を経てフェルスタッペンは、予選に向けて「いくつか変更」を施したが、それが功を奏することはなかった。
「バウンシングがとにかく酷くて、強烈なアンダーステアが出たかと思えば、高速ではいきなりオーバーステアになるんだ。速さに必要な要素と真逆の状態だよ」
タイトルを争うマクラーレン勢は、オスカー・ピアストリがポール、ランド・ノリスが3番手。さらに角田にも先行を許したフェルスタッペンは、19周で争われる土曜のスプリントに向けて悲観的な見通しを隠さない。
「このバランスじゃ、明日のスプリントは少なくとも楽しいレースにはならないだろうね。だから、なんとか生き残ることを考えて、その後の予選に向けて変更を加えることになると思う」
スプリント後はパルクフェルメが一旦解除され、セットアップ変更が許可される。フェルスタッペンとしては、スプリントでダメージを最小限に抑えつつ、その先の本予選で巻き返しを狙うことになる。
2025年F1カタールGPスプリント予選でポールポジションを獲得したのはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。
スプリントは日本時間11月29日(土)23時から、公式予選は同27時から1時間に渡ってロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。