
マルコが謝罪と悔恨「あってはならない」角田裕毅のベガス不振はチームの過失、”不運の連鎖”に同情も
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、角田裕毅が2025年F1第22戦ラスベガスGPで不本意な結果に終わったことを受け、チーム側の過失を認め、異例とも言える謝罪を口にした。
週末を通して自身のペースに大きな手応えを感じていた角田であったが、雨に見舞われた予選では2戦連続のQ1敗退を喫し、決勝もポイント圏外12位に終わった。
マルコは、この結果を左右した最大の要因が「タイヤ内圧の設定ミス」であったとの認識を示した。
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パドックへ到着する角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月22日(土) F1ラスベガスGP決勝(ラスベガス市街地コース)
「あってはならない」内圧ミス
ドイツの専門メディア『Motorsport-Total』によると、マルコは予選での失態を振り返り、「あれは我々サイドのミスだ。あのようなこと(内圧設定のミス)は、あってはならない」と語った。
フリー走行ではマックス・フェルスタッペンを上回る速さを示していただけに、「残念でならない。なぜなら、彼は週末を通して非常に競争力があったからだ」と悔しさをにじませ、角田への謝意も示した。
「我々は申し訳なく思っている」
チーム代表のローラン・メキーズも、「ユーキのポイント獲得のチャンスが予選で失われてしまったことは、我々も分かっている」と述べ、チームの責任を認めている。
角田自身も、「ミスを含めて、僕らはもう、こんなことを続けるわけにはいきません。カタールに向けて立て直さなきゃダメだと思います」と語り、珍しくもチームに対し踏み込んだ言葉を口にしていた。
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14位に終わった決勝を経て、唇を噛み締めながらインタビューに応じる角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月22日(土) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)
不運の連鎖、続く悪しき流れ
マルコは予選でのミスを悔やむと同時に、角田の置かれた状況について「彼はどうやら、不運につきまとわれているようだ」と同情を寄せた。
実際、角田を襲った不運は予選での内圧ミスに留まらない。決勝ではピットイン直後にバーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入され、ステイアウトしたライバルがその恩恵で前に出る展開となった。
最近の角田は悪い流れから抜け出せずにいる。ラスベガス前のサンパウロGPでは、ピットクルーの手違いによってペナルティ未消化と判断され追加でペナルティを受け、その前のメキシコGPでもピットストップで致命的なロスを抱えており、3戦続けて入賞の芽を摘まれている。
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決勝中にピットストップを行う角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月9日(日) F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)
首脳陣が揃って「速さはあったが、チームのミスと不運で台無しになった」と口を揃える現状は、次戦カタールGPで自身の価値を証明しなければならない角田にとって、せめてもの救いと言えるかもしれない。
それでも角田が自ら口にする通り、チームと彼が求めているのは結果であり、結果こそが2026年のシートを手繰り寄せる最も強力な武器になるだろう。