
F1サンパウロGP:ローソンとベアマン双方に処分、2件のインシデントでペナポ付き裁定
2025年F1第21戦サンパウロGPのスプリントで発生した2件のインシデントを受けスチュワードは、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)とオリバー・ベアマン(ハース)双方に5秒ペナルティと1点のペナルティポイントを科す決定を下した。
最終順位に変動はなかったが、ベアマンの累積ペナルティポイントは9点に達し、ローソンも8点と、いずれも二桁到達に近づいた。ベアマンのポイントが消えるのは2026年5月の予定だ。
問題の場面はスプリントの1周目、ターン3からターン4へ続くバックストレートで起きた。ターン3の立ち上がりで勢いを失ったベアマンは、背後のローソンに並ばれると、左側へ進路を変更。その際、ローソンは接触を避けるため、左側の濡れた芝生に2輪を乗せざるを得なかった。
続くターン4では、ローソンがベアマンのイン側に仕掛けたが、コーナー出口で右前輪がベアマンの左後輪と接触。ベアマンはこの衝撃でスピンを喫した。
ペドロ・ラミーを含む5名のスチュワードは、バックストレートでの一件について、ベアマンが「十分なスペースを残さず、高速走行下で不要なリスクを生じさせた」と判断。「潜在的に危険なドライビング」と認定した。
一方、ターン4での接触についてローソンは、聴聞で「バックストレートでの出来事によって左側タイヤのグリップが低下し、アンダーステアが発生してベアマン側へわずかに流れてしまった」と釈明した。
スチュワードは、ドライビング標準ガイドラインに明確に違反したわけではないと認めつつも、接触の「主な責任」はローソンにあると判断。本来であれば10秒ペナルティが妥当としながらも、路面が湿ってタイヤが冷えていた点や、ローソンの前輪がベアマンのミラー位置までほぼ並んでいた点を考慮し、5秒ペナルティに軽減した。
最終的にベアマンは12位、ローソンはその約2秒後方の13位でフィニッシュ。順位変動はなかったものの、両者ともに責任を問われる結果となった。