
角田裕毅、苛立ち隠せず「FP2はいつもこう…」予選に向け抱えた課題と希望
2025年F1第18戦シンガポールGP初日のフリー走行を終えた角田裕毅(レッドブル)は、思うようにクリーンラップを刻めなかったことに苛立ちを隠せなかった。
舞台はナイトレースで知られるマリーナベイ市街地サーキット。角田はFP1で9番手タイムを記録し、まずまずの滑り出しを見せた。だがFP2では11番手に後退。3番手につけた僚友マックス・フェルスタッペンとの差も0.851秒と、FP1から拡大した。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
レッドブルRB21のステアリングを握る角田裕毅、2025年10月3日(金) F1シンガポールGPフリー走行2(マリーナベイ市街地コース)
初日2回のフリー走行を総括するよう求められると、あからさまに苛立った様子の角田は、言葉を選ぶように少し間を置いてから率直な心境を語った。
「…タフでした。他のドライバーも同じだと思いますが、スムーズなセッションにならなかったので。ただ、FP2は毎回、クリーンなセッションにならないのが恒例のようになっていて、本当に腹が立ちました」
「でも、仕方ないです。落ち着いて、セットアップを最適化するしかないと思います。それだけです」
FP2ではジョージ・ラッセル(メルセデス)とリアム・ローソン(レーシング・ブルズ)のクラッシュにより、2度に渡って赤旗が振られセッションが中断した。結果、25分近くの走行時間が失われた。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
スペシャルヘルメットを被ってクルマに座り走行を待つ角田裕毅(レッドブル)、2025年10月3日(金) F1シンガポールGPフリー走行2(マリーナベイ市街地コース)
市街地コースでは、オープニングセッションでグリップ不足に苦しむのが常だ。通常、2回目以降のプラクティスでは周回を重ねた分だけ路面にラバーが載り、ドライバーにとっては走りやすくなる傾向がある。だが角田はその効果を実感できなかった。
「それほど楽ではありませんでした。チームによっては、そういうところもあったかもしれませんが、少なくとも僕らは依然としてフロント側に苦戦していました」
ただし、完全にネガティブな一日だったわけではない。角田は「終盤に向けて若干良くなってきたので、それに関してはポジティブでした」と述べ、改善の兆しに希望を見出した。
とはいえ課題は残る。新品タイヤのウォームアップとロングランデータの不足だ。チームとともに限られたデータをもとにセットアップを詰め直し、FP3のプログラムを再考したうえで、予選でのQ3進出を狙うことになる。
2025年F1シンガポールGPの初日FP2をトップで締め括ったのはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。2番手には0.132秒差でアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)が続く結果となった。
FP3は日本時間10月4日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。