角田裕毅「それがすべて」Q2最下位の要因を説明―旧仕様ウイングの影響は? 黄旗降格回避で13位昇格

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角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1第18戦シンガポールGP予選を15番手で終えた。前戦アゼルバイジャンGPで6位入賞を果たした勢いを持ち込みたかったが、マリーナベイ市街地コースでは苦戦を強いられた。

予選Q1は10番手で順調に突破したものの、Q2ではグリップ不足に苦しみ、最終的に最下位15番手に終わった。僚友マックス・フェルスタッペンとの差は0.781秒に達した。

不振の理由について角田は予選後、「兎に角、全体的にグリップがありませんでした。それがすべてです」と説明した。

「普通ならあるはずのグリップが全く感じられず、…四輪スライドが酷くて、かなりの制約がありました。ベストは尽くしましたが、…本当に厳しかったです」

曰く、タイヤを機能させることができず、初日フリー走行よりグリップが悪化したという。

スペック差の影響は限定的

今週末の角田の22号車には、最新型のフロントウイングが搭載されておらず、フェルスタッペンとは仕様が異なっていた。新しいスペックはシンガポールのコース要求に合わせ、キャンバー(反り角)の増加を通してダウンフォースを増強する設計となっている。

とはいえ、角田はスペック差によるパフォーマンスへの影響はさほど大きくないと考えている。

「多少の違いはありますが、極端に影響するほどではないと思います。レース後に何か分かるかもしれませんが、変更はフロントウイングだけなので、そこまで大きな違いはないはずです」と角田は語った。

そのうえで、次戦以降の投入によるパフォーマンス向上に期待を寄せつつも、「実際のところ、今日の自分に足りなかったのはペースだと思います」と強調した。

黄旗違反疑惑もペナルティ回避

Q1では、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)がマシントラブルでストップした影響で黄旗が提示される場面があった。角田はその区間を通過した後に自己ベストを更新。セッション後にスチュワードに召喚された。

角田は無線で「くそっ、黄旗だ。でもちゃんと減速したよ」と報告。担当エンジニアのリチャード・ウッドも「アクセルを戻したのはこちらでも確認した」と応答した。

実際、ラップタイムは更新したものの、該当区間ベストは更新しておらず、ポジショニング/マーシャリングシステムデータ、タイミングデータ、テレメトリーデータ、そして車載映像を精査のうえ、スチュワードは「明確に速度を落とした」として、不問とする決定を下した。

それでも狙うポイント獲得

5グリッド降格ペナルティを回避し、ウィリアムズ勢に失格が言い渡されたことで、角田は予選13番手へと繰り上がった。

依然として厳しい位置からのスタートではあるが、決勝では持ち前の粘り強さを発揮し、限られたチャンスを確実にものにしてポイント圏内フィニッシュを狙う。

プレスリリースを通して角田は「少なくともバクー以前よりもペースは確実に良くなっています」と前向きな点を強調。クルマの挙動の一貫性は改善する必要があるとしつつも「自信はまだあります」と語り、「後方からのスタートにはなってしまいますが、ポイント獲得を目標に頑張ります」と意気込みを示した。

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2025年F1シンガポールGP予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間10月5日(日)21時にフォーメーションラップが開始され、1周4940mのマリーナベイ市街地コースを62周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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