
レッドブル、15歳スイス人女性有望株バティーガを育成に抜擢―夢は「F1王者」
15歳のスイス人女性ドライバー、キアラ・バティーガ(Chiara Bättig)がレッドブル・ジュニアチーム(RBJT)に加入し、2026年からフォーミュラ4に参戦することが決まった。
バティーガは国内で3年連続OKクラスを制覇した実績を持つものの、2025年のCIK-FIA欧州選手権OKクラスでは15位と苦戦。一方、8月上旬にエストリルで行われた「レッドブル・ドライバー・サーチ」では、初のシングルシーター走行にもかかわらず、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコに強い感銘を与えた。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
キアラ・ベティーガとヘルムート・マルコ、2025年8月5日(火) レッドブル・ドライバーサーチ(エストリル)
RBJT加入発表に際し、バティーガは「レッドブル・ジュニアの一員になれたことは本当に大きな意味を持ちます。RBJTはとてもエキサイティングなプログラムで、ドライバー育成という点で素晴らしい成果を挙げていると思います。今回が初めてのシングルシーターでしたが、すぐに順応できてうれしいです」と語った。
さらに、「私の最終目標はF1まで上り詰めて、ワールドチャンピオンになることです。来年はF4に参戦し、自分の力を証明するつもりです。同じ道を歩みたいと考える若い女性カートレーサーたちに刺激を与えたいです」と抱負を語った。
バティーガに加えて、イタリア系アルゼンチン人レーシングドライバーのマッティア・コルナーギ(Mattia Colnaghi)もRBJTに加入した。来季はレッドブルの支援を得てFIA-F3選手権へステップアップする。
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マッティア・コルナーギ、2025年8月18日(月) レッドブル・ドライバーサーチ(ミラノ)