
2025年F1マイアミGP《スプリント&予選》ハイライト動画:混沌の18周レース、0.065秒差の頂上決戦
2025年F1第6戦マイアミGPのスプリントおよび予選が5月3日(土)に行われた。雨とクラッシュ、ペナルティが入り乱れる混乱のスプリントを制したのは、2番手スタートのランド・ノリス(マクラーレン)。一方の予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が0.065秒差で、”愛娘誕生後初のポールポジション”を獲得した。
角田裕毅(レッドブル)はスプリントを最後尾からスタートし、6位入賞を果たした。予選ではQ3進出を果たすも10番手に留まり、僚友フェルスタッペンとの差は0.739秒と大きく開いた。
スプリント:ハイライト動画
シャルル・ルクレール(フェラーリ)はレコノサンス・ラップ中に壁に衝突。車体右側にダメージを負い、スプリント欠場を余儀なくされた。
フォーメーションラップはセーフティーカー(SC)先導で開始されたが、路面の水量が非常に多く、安全が確保できないとして中止。最終的に赤旗が振られ、28分遅れで再度フォーメーションラップがSC先導で再開され、スタンディングスタートとなった。
フェルスタッペンはファストレーンに合流する際にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と接触。これにより10秒ペナルティが科され、最終17位に終わった。
レースの大半は、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がリードする展開となったが、残り5周で起きた事故がノリスに味方した。リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)に追突されたフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がターン12でクラッシュ。このタイミングでノリスはピットインし、1周前にタイヤ交換を終えたピアストリの前でコースに戻った。
予選:ハイライト動画
角田はQ1で新品ソフトタイヤを2セット投入し、フェルスタッペンから0.428秒差の9番手でQ2へ進出。Q2ではその差を0.316秒に縮め、9番手でQ3進出を果たしたが、最終ラウンドでは見せ場を作ることができず、10番手にとどまった。
ノリスはターン17でのミスが響き、イン側の縁石に乗り過ぎたことでタイムをロス。結果として、フェルスタッペンに0.065秒届かず2番手に甘んじた。
一方、アントネッリはノリスにわずか0.002秒差の3番手を獲得。ピアストリを4番手に抑え込み、前日のスプリントポールが単なる”まぐれ”でないことを証明した。
2025年F1マイアミGP決勝レースは日本時間5月4日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周5,412mのマイアミ・インターナショナル・オートドロームを57周する事でチャンピオンシップを争う。DAZNとフジテレビNEXTが生配信・生中継する。