レゴ、F1参戦10チームの新製品発売へ…2025年に向け複数年のパートナーシップを締結
デンマークの玩具会社、レゴとF1は、シンガポールGPを週末に控えた9月18日、2025年シーズンを含む複数年の戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
この契約に伴いレゴは、未就学児から大人まで、様々な年齢層のレゴ及びF1ファン向けに、F1に参戦する全10チームをテーマにした新製品を発売する。内容や金額、発売日などの詳細については追って発表される。
また、グランプリ会場では専用のファンゾーンを開設し、同社が持つデジタルプラットフォームを通して楽しめる「魅力的なコンテンツ」を多数提供する。
レゴとの提携について、F1の最高商業責任者を務めるエミリー・プレイザーは「ファンはF1の世界をブロックで再現する遊びを通して、このスポーツの裏にある複雑なメカニズムやテクノロジーをより深く掘り下げていくことができるでしょう」と語った。
また、レゴ・グループの最高製品マーケティング責任者を務めるジュリア・ゴールディンは「我々には、これまで多くのF1マシンをレゴ・ブロックで再現してきたという誇りある歴史があります」として、「レゴでの遊びと組み立てを通じて、すべてのファンがF1の魅力を更に身近なものに感じてくれるでしょう」と付け加えた。
レゴは以前から個々のF1チームと積極的にコラボレーションしてきた。
つい先日は、ランド・ノリスが英国シルバーストン・サーキットで、34万2817個ものLEGO Technicパーツで作られた実物大のマクラーレンP1レプリカをドライブした。
また今年6月には、2023年型F1マシン「AMR23」とF1セーフティーカー(SC)のヴァンテージがセットになった、アストンマーチンF1初のレゴモデルが新たにスピードチャンピオン・シリーズに加わった。
近年のF1は若年層のファンが急増している。データによると、ヨーロッパとアメリカでは、8~12歳の400万人以上も子供がF1を積極的にフォローしており、F1公式Instagramアカウントのフォロワーの40%、そしてTikTokのフォロワーの54%が25歳未満だという。