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F1日本GP:リカルドとアルボンの事故が不問とされた二つの理由
4月7日(日)のF1第4戦日本GP決勝レースのオープニングラップで発生したダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)とアレックス・アルボン(ウィリアムズ)の接触事故は不問に付された。
ミディアムタイヤを履いて11番グリッドに着いたリカルドは1周目のターン3に向けて、アルボンの左フロントと接触。2台揃ってバリアに衝突した。
レース後の聴聞会の中でリカルドは、イン側を走行していたランス・ストロール(アストンマーチン)に注意を払っていたため、アルボンの存在に気づいていなかったと説明した。
アルボンはアウト側からのオーバーテイクを狙っていたとした上で、リカルドが自身を見ていない事に気づいて急遽、ブレーキを掛けたが、接触を避ける事ができなかったと説明した。
エンリケ・ベルノルディを含む4名の競技審判団は、いわゆる「ファーストラップ・インシデント」であるとして、ペナルティを与えない決定を下した。
ただし、仮にこのインシデントが2周目以降、あるいはランス・ストロールが一件に絡んでいなければ「異なる判断」が下されただろうと付け加えた。