DNFのリカルド「あっという間に全てが台無し」”軽々”と抜かれた挙げ句に事故…角田裕毅のレースを見て学ぶ
2024年4月7日のF1第4戦日本GPのオープニングラップで発生したアレックス・アルボン(ウィリアムズ)との接触事故についてダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)は、レーシングアクシデントとの考えを示した。
ミディアムをスタートタイヤに選んだRB勢は角田裕毅共々蹴り出しが悪く、リカルドは開始直後、ソフトを履く後方のライバルにポジションを奪われた。そして、ターン3に向けてアルボンの左フロントと接触した事で2台揃ってバリアに衝突した。
18台のマシンのエキゾーストノートが鈴鹿にこだまする中、早々にインタビューに応じたリカルドは「僕らより前にいたミディアム勢はまあまあだったけど、ミディアムタイヤを履いた僕とユーキの蹴り出しは本当に酷く、ソフトタイヤの後方勢に軽々と抜かれてしまった」と振り返った。
「グリップを探す状態の中、ターン2に差し掛かる頃には少し落ち着いたけど、それでもまだトラクションが少し不足していた」
「左側にアストンがいる状況でターン3に向けてドリフトし始めた時、(右後方に)アレックスの気配を感じた。彼のオンボード映像を見たけど、ターン2をかなり上手く立ち上がったみたいだった。あの場所にいて何をしたかったのかは分からないけど」
「結局、みんなが詰まってしまう形になって、それで終わってしまった。残念だよ。短い日曜日だった」
「いわゆる1周目のインシデントは間違いなく、ドライバーにとって最悪の事だと思う」
「昨日の夜は良い気分だったし、今日を楽しみにしていたけど、スタートとその後のインシデントであっという間に全てが台無しになってしまった」
「レースではたまに起きることだし、これもレースの一部だ」
「ユーキのレースを見て何が学べるかを見てみるよ。火曜にここでテストをする予定だから、そこで今日失った分を取り戻すつもりだ」
リカルドはまた、英「Sky Sports」とのインタビューの中で「今にして思えばソフトタイヤを履くべきだった」と語り、スタートタイヤの選択は間違いだったとの考えを明らかにした。
2024年F1第4戦日本GPでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季3勝目を上げた。
上海インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦中国GPは4月19日のフリー走行1で幕を開ける。