パフォーマンス・コーチを務めるマイケル・イタリアーノはF1アブダビGP当日、2023年シーズン末を以て角田裕毅（アルファタウリ）との関係に終止符を打ち、新たな挑戦に向かう事を明らかにした。

ダニエル・リカルドがマクラーレンとの契約を解除した事からイタリアーノは今年、ノエル・キャロルに代わって角田裕毅をサポートしてきた。

角田裕毅との契約解除は他のF1ドライバーとの新たな契約を意味するわけではない。イタリアーノはF1を含むモータースポーツ以外の世界で新たなチャレンジに臨む。

「これで終わりだ！ユーキとこの素晴らしいチームと共に、楽しく刺激的な1年を過ごすことができた」とイタリアーノは自身のInstagramに投稿した。

「たくさんの前向きな事があった。来年に繋がる学びもたくさんあった。アルファタウリとレッドブル・ファミリーに心からの愛を伝えたい！寂しくなる」

「私にとってのF1での時間は終わりを迎えた。モータースポーツ以外の新しい挑戦を受け入れることに決めたんだ。それは来年の初めにスタートする。本当に楽しみだ」

「このスポーツでの6年間を通して素晴らしい友情を育むことができた。素晴らしい思い出と共に去る事ができる。みんなの変わらぬサポートに心から感謝している」

「ユーキ、笑いをありがとう。絶大な信頼を寄せてくれてありがとう。君のラップ（音楽の）とダンスは人並みだけど、今年の成長ぶりは本当に誇れるものだった。2024年、そしてその先に何をやってくれるのか楽しみだ」

「一緒にスモーク・ネグローニ（カクテル）を飲み、君のキャリアの更なる成功を祝うのを楽しみにしている。君には必要な時にいつでも支えてくれる友人（恐らくイタリアーノ本人）がいる」

「次の冒険に向けて休みを楽しんでくれ！」

オーストラリア出身のイタリアーノは土木関係のデザイナーを務めた後、2016年より、アスリートのパフォーマンス向上と怪我の予防を支援するストレングス＆コンディショニングコーチとしてのキャリアをスタートさせた。

2020年2月、英国ロンドンに現在のミアクティブ社を設立。2022年12月にアルファタウリとの間で契約を結んだ。角田裕毅との関係解除と関連するかどうかは分からないが、現在、ユーザーのワークアウトをサポートするアプリのリリースを予定している。