インテルラゴス・サーキットを周回する角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年11月3日(金) F1ブラジルGP FP1
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F1史上最接近した予選Q1、サンパウロGPで角田裕毅までの上位16台が僅か0.497秒差

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2023年のF1サンパウロGPの予選Q1は、タイムシートの首位に立ったジョージ・ラッセル(メルセデス)から角田裕毅(アルファタウリ)までのトップ16が、僅か0.497秒にひしめく展開となった。

F1によると、トップから16番手までの0.497秒というこのギャップは、1アタック方式に代えて3ラウンド制の現行ノックダウン方式が採用された2006年以降のQ1の歴史の中で、最も小さいマージンだという。

当然に、Q2進出の明暗を分けたのも僅かの差だった。14番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)から17番手のダニエル・リカルド(アルファタウリ)までは0.080秒差に過ぎず、角田裕毅は0.044秒差でQ1敗退を喫した。

風が一気に強まり、風向きが一変したQ3のポールポジション争いは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.294秒という大きな差をつける結果となったが、コンディションの変化がなければ誰が最速かは全くの未知数だったとフェルスタッペンは考えている。

「全てのクルマの間のギャップが本当に、本当に僅かだった」とフェルスタッペンは振り返った。

「かなり拮抗していたと思う。もし天候が変わらず通常通りのセッションになっていたら、誰がトップになるかを予想できた人は誰もいなかっただろうね」

サンパウロ(旧ブラジル)GPの舞台、インテルラゴス・サーキットは全長4,309mとカレンダーの中で4番目に短く、ラップタイムは1周70秒程度とオーストリアのレッドブル・リンクに次いで速い。そのため例年、予選は拮抗する傾向にある。

F1の予選はQ1、Q2、Q3の3ラウンドに分けて行われる。ラウンド毎にラップタイムはリセットされ、Q1では16番手から20番手まで、Q2では11番手から15番手まで、そして最終Q3ではポールを含む上位10台のスターティンググリッドが決まる。

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