困惑隠さぬレッドブル「これほどのペースダウンとは…」2台揃ってQ3逃す5年ぶりの不名誉
レッドブル・レーシングはF1第16戦シンガポールGP予選でマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス共にQ2敗退を喫した。2台共がQ3を逃したのは2018年のロシアGP以来、5年ぶりの事だった。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは困惑を隠さなかった。「これほどのペースダウンとは、本当に本当に混乱している」と指揮官は振り返る。
「アンダーステア、オーバーステア、それにブレーキの問題など、加えた変更に対してクルマが反応していない」
「タイヤを適切なウインドウに入れることができていないような感じだ。大抵の場合、これほど大きなギャップが生じるのは、タイヤが根本的に機能していない場合だ」
「セットアップ変更やタイヤのウォームアップなど、様々なことを試みてみたが上手くはいかなかった」
「明日に向けて理解すべきことが山積みだが、レースで上手く前進するのはかなり厳しいだろう。ただ我々は懸命に取り組むつもりだ」
レッドブルはマリーナベイ市街地コースに新型のフロアエッジと、ライバルチームの設計からインスピレーションを得たリアの翼端板を持ち込んだ。
ただ、これらのアップグレードは期待通りに機能しなかったとして、2日目は通常のスペックに戻している。
2023年F1シンガポールGP予選ではレッドブルがダブルQ2敗退を喫し、カルロス・サインツ(フェラーリ)が2戦連続のポールポジションを獲得する結果となった。
決勝レースは日本時間9月17日(日)21時にフォーメーションラップが開始され、1周4,940mのマリーナベイ市街地コースを62周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。