俺の背中を越えて行け!フェルスタッペン、ベッテルからの連勝記録激励メールの内容明かす
セバスチャン・ベッテルは自身が持つF1史上最多9連勝記録を更新するよう、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にエールを送っていた。
フェルスタッペンはF1第14戦オランダGP予選で圧巻のポールポジションを掴み取り、4度のF1ワールドチャンピオンが2013年に達成した偉業に向けて大きく前進した。
8月27日にザントフォールトで行われる72周のレースでトップチェッカーを受けるとフェルスタッペンはベッテルに並ぶ事となり、翌週末のイタリアで勝利すると新たな記録が打ち立てられる。
「5連勝した後だったと思うけど、セブがメールをくれたんだ『よくやった、この調子で行けば必ずやり遂げられる』ってね」とフェルスタッペンは明かす。
「そうは言っても9連勝というのはとんでもない話で、まさか8連勝できるとすら思ってなかった」
「もちろん、可能であれば明日、挑戦するつもりだけど、『やらなきゃ』って常に意識することはないし、僕は記録を破るためにこのスポーツに取り組んでいるわけじゃなく、勝つためにここにいる」
フェルスタッペンは7月のF1イギリスGPと同じく、ランド・ノリス(マクラーレン)共にフロントロウに並ぶ。
シルバーストンではノリスがレース序盤をリードしたが、フェルスタッペンを抑え込む事はできなかった。ノリスはフェルスタッペンが無敵とは考えていないが、それでもオランダで自身初優勝を飾るのはかなり難しいと考えている。
「彼を不運が襲わない限りチャンスはないと思う」とノリスは語る。
「クルマがすごく良い上に、彼自身も本当に優れたドライバーで、やるべき仕事をこなしている。心から敬意を表したい」
「でも彼が無敵だとは思わない。今日みたいな日には彼だってミスをする可能性があるからね。残念ながら今日はそうならなかったけど、それは起こり得ることなんだ。誰にとってもそうだし、それは彼だって例外じゃない」
「時と場所ってものがある。僕らはみんな、それが起きるのを待ち続けているけど、今日は起こらなかった」
明日の展望を問われたノリスは「たぶん2周くらい挑戦した後、彼は走り去っていくだろうね!」と答えた。
決勝レースは日本時間8月27日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4,307mのザントフォールト・サーキットを72周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。