イモラ・サーキットのピットとホームストレートの様子、2021年4月16日F1エミリア・ロマーニャGPフリー走行にて

F1、洪水被害のエミリア・ロマーニャ州に寄付…グランプリ用の食料も

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イモラ・サーキットでのエミリア・ロマーニャGP中止を経て、大規模洪水により甚大な被害が発生した同地域を支援すべくF1は、地域安全・市民保護局に100万ユーロ(約1億5千万円)の寄付を行うと表明した。

緊急サービスやインフラといった地元リソースを奪いかねないとしてF1は17日(水)、統括団体の国際自動車連盟(FIA)、イタリア自動車クラブ(ACI)、州長を含むエミリア・ロマーニャ州関係者ならびに現地プロモーターとの協議を経て、イベントの中止を決定した。

エミリア・ロマーニャ州によると、今週の豪雨により42の自治体で50以上の洪水と280件の土砂崩れが発生。今も2万人以上が停電に見舞われており、自宅からの避難者は1万人を超え、少なくとも14名が死亡した。

F1は100万ユーロの寄付によって洪水被害を受けた同地域を支援する意向を明らかにした。また、パドッククラブやチーム、ホスピタリティのために用意されていた飲食物も寄付する。

F1のステファノ・ドメニカリCEOは「私はエミリア・ロマーニャという素晴らしい土地で生まれ育ったが、この地域は今、その歴史の中で最も悲劇的な瞬間にある」と語った。

「状況は深刻だが、イタリア全土の多くの人々と同様、その回復力と情熱によってエミリア・ロマーニャの人々はこの危機を乗り越えることができると私は信じている」

「この困難な時期にあって我々は、彼らを支援するために全力を尽くさなければならない。だからこそ、現地での救援活動を支援するために寄付を行う」

「F1コミュニティを代表して被災者の方々に思いを馳せると共に、救急隊の素晴らしい働きに感謝したい」

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