元F1ディレクターのマイケル・マシ、豪スーパーカーズ再就職否定も世界中からオファー殺到
オーストラリアを中心に開催されている国際自動車連盟(FIA)公認シリーズ、スーパーカーズ選手権での職務復帰の噂について元F1レースディレクターのマイケル・マシは、世界中からオファーが殺到しており性急に決断を下すつもりはないと主張した。
メルボルンの地元紙によるとオーストラリア出身の44歳は、今年6月30日を以て10年に渡る委員長の職を退いたニール・クロンプトンの後任に就任する可能性があるという。
ただマイケル・マシはSpeedcafeに対し、世界中から様々なオファーを受けており、急いで結論を下すつもりはないとして、地元シリーズでの委員長就任については「噂に過ぎない」と反論した。
「世界中のあらゆる場所から様々な話が出ているが、いずれに関しても急いで決定するつもりはない」とマイケル・マシ。
「驚くようなことも、そうでないこともあるが、私としてはとにかく、すべてを評価し続けるだけだ」
「世界各地からたくさんのオファーを受けている。エキサイティングなチャンスが幾つもある」
マイケル・マシはF1転向前、ラリー・オーストラリアを経て当時V8スーパーカーと呼ばれていた豪ツーリングカー選手権にコンサルタントとして関与し、2015年から2018年末にかけてはレースディレクターを務めていた。
その後、チャーリー・ホワイティングの補佐役として学んだ後、開幕直前に急逝したホワイティングに代わって2019年のF1第1戦オーストラリアGPで同職代理を務め、同年4月にF1レースディレクターに就任した。
以降、2021年末まで同職を務めていたが、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを最終ラップで交わして劇的なタイトルを手にした物議のアブダビGPを経て退任。今年7月にFIAを去った事が明らかにされた。