表彰台の上で肩を組みチャンピオン獲得を喜ぶレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとクリスチャン・ホーナー代表、2021年12月12日F1アブダビGPにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン「コンストラクターズ選手権が獲れなかったのは当然」13年ぶりに両タイトルの勝者分かれる

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マックス・フェルスタッペンは見事、8点差で2021年シーズンのドライバーチャンピオンに輝いた。だが、コンストラクターズ選手権ではメルセデスがレッドブル・ホンダを抑えて8連覇を果たした。

両チャンピオンシップの勝者が分かれたのは、当時マクラーレンに所属していたルイス・ハミルトンとスクーデリア・フェラーリがタイトルを分け合った2008年以来、13年ぶりだ。

史上初のオランダ人F1ワールドチャンピオンとなったフェルスタッペンは、F1を去るパワーユニット・サプライヤーのホンダに、1991年のアイルトン・セナ以来、30年ぶりのタイトルを捧げたが、残念ながらコンストラクターの方は28点届かなかった。

掲げていた2つの目標の内の1つ、チームタイトルが獲れなかった事についてどう思うかと問われたフェルスタッペンは、マシンパフォーマンスとしては1年を通してメルセデスが上回っていたのだから仕方ないとの考えを示した。

「シーズン全体を通して、僕らは最も速かったわけじゃない。だから、チーム・チャンピオンが獲れなかったのは当たり前さ」とフェルスタッペン。

「でも僕らは全力を尽くして最大限の結果を引き出してきたわけだから、何もガッカリする事はない」

「僕らは全てを出し切ったんだ。もちろん、コンストラクターには僅かに及ばなかったけど、僕らはドライバーズ・チャンピオンシップを勝ち取った」

フェルスタッペンは共に抱いた同じ夢の実現に向けて3年間を共に戦い抜いてきたエンジンパートナーとのこれまでを振り返り「ホンダとの旅は本当に素晴らしいものだった。共に働き、共にタイトルを願い、そして目指して歩んできた。彼らのためにも、こういう形で終わる事ができて本当に良かったと思ってる」と語った。

フェルスタッペンは以前、ワールドタイトルは一つで十分だと語っていた。来年以降、キャリア転向を考える事はあるのだろうか?

「いいや、走り続けるよ」とフェルスタッペン。

「ただ、実績という意味で言えば僕はこうしてF1ですべてを達成したわけだから、この先に続くものはただのボーナスだよ」

フェルスタッペンは来年、これまで慣れ親しんできた「33」ではなく、チャンピオンの証であるカーナンバー「1」をマシンに掲げてシーズンを戦う。最後に「1」を掲げたのは2014年のセバスチャン・ベッテルで、8年ぶりの復活となる。

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