レッドブル・ホンダ、敵地でのW表彰台でメルセデスに”重圧”「この勢いで最後まで戦い抜く!」
レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表は、敵地と捉えるイスタンブール・パークでのダブル表彰台によってメルセデスにプレッシャーを掛ける事ができたとして、この勢いでタイトル獲得を目指して最後まで戦い抜きたいと意気込む。
予てよりホーナーはF1トルコGPのコンテンダーをメルセデスと考えていた。実際、バルテリ・ボッタスはポール・トゥ・ウインと完勝を飾ったが、マックス・フェルスタッペンは2位、セルジオ・ペレスは3位と、望み得る最大限のリザルトで週末を締め括った。
これによりフェルスタッペンは6点差でポイントリーダーの座をルイス・ハミルトンから奪い去り、チームとしてもコンストラクター・ランキングでのダメージをマイナス3点に抑えてみせた。
「ダブルポディウムという最高の結果と共に週末を締め括る事ができた」レース後のホーナーの鼻息は荒い。
「ここは伝統的にメルセデスが得意としてきたコースだが、マックスはドライバーズチャンピオンシップのトップに返り咲いた」
「そしてチームとしても、大量のコンストラクターポイントを獲得してダメージを最小限に抑えるという素晴らしい仕事を成し遂げる事ができた。この勢いで最後まで戦い抜く」
「チャンピオンシップのリーダーは常に移り変わる状況で、残りのシーズンも極めてタイトな争いになるだろう。幾つかのビッグレースを控えた中、メルセデスにプレッシャーを掛けれたのは良い事だ」
「今日の決定的な瞬間はチェコ(ペレス)のピットインのタイミングだった」
「ステイアウトさせてルイス(ハミルトン)を抑える事も出来たが、ハミルトンのタイヤが最後まで持ち堪えられるとは思えなかったので、チェコをピットインさせた」
「チェコは今日、マックスと同じようにルイスを相手に激しいレースを戦ってくれた。ホイール・トゥ・ホイールとなり、実際、ルイスに追いやられてピットレーンに押し出された程だった」
「ルイスに交わされた際も、ストレートラインでのドラッグレースで喰らいつき、一歩も引かないバトルを繰り広げた」
「オースティンで次戦もまたハミルトンが得意としているコースだから、我々としては最高の状態で臨まなければならない。こうしてタイトル争いが出来てる事は最高だし、チーム全員がこれを心から楽しんでいる」
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台とする次戦アメリカGPは10月23日のフリー走行1で幕を開ける。