セルジオ・ペレス、”表彰台に相応しい走り”もピットロスで後退「次こそはマックスと一緒に表彰台に上がりたい」
F1第8戦シュタイアーマルクGP決勝レースに挑んだレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、チームの期待通り序盤にランド・ノリス（マクラーレン）を交わして3番手に浮上したものの、ピットでのタイムロスによって4番手に後退。挽回叶わず表彰台を逃した。
レッドブルとしては珍しい事に、ピット作業に4.8秒もの時間を要した。左リアが外れないアクシデントに見舞われた。メルセデスがこれを逃すはずもなく、バルテリ・ボッタスのオーバーカットを成功させた。
チームは55周目に再びペレスをピットに入れ、新品ミディアムによる変則的2ストップでの逆転を狙ったが、ボッタスには惜しくも0.527秒届かなかった。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはこの日のペレスの走りを「表彰台に値する」と評し、唯一の反省点はピットストップでのタイムロスだったと語った。
71周に及んだ長き戦いを終えてペレスは、優勝したチームメイトのマックス・フェルスタッペンを祝福し、次戦オーストリアGPでは共に表彰台に上がりたいと語った。
次はマックスと一緒に表彰台に上がりたい
セルジオ・ペレス決勝: 4位, グリッド: 4番手
今日は残念なことに上手くいかず、ダブル表彰台を逃してしまった。残念だよ。あと1周あれば間違いなく3位でフィニッシュできていたはずだ。
今回はソフトタイヤが予想より悪くて第1スティントの終盤に響いてしまった。あとはピットストップに時間がかかった事でボッタスにポジションを奪われてしまい、それがレース結果に影響した。
チームとしては2ストップ戦略に切り替えて逆転を狙ったけど、トラフィックに捕まってしまい成功させる事ができなかった。でもまぁ、こういう事もあるし、あの時の僕らは何か違う事を試さなきゃならなかったからしょうがない。
それでも今日はマックスが最高の仕事をしてくれて、僕らのパッケージの力強さを証明してくれた。チームにとって本当に良かった。来週のレースでは、またマックスと一緒に表彰台に上がれるよう頑張るつもりだ。
2021年のシュタイアーマルクGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）が2戦連続でポール・トゥ・ウインを飾った。2位はルイス・ハミルトン（メルセデス）、3位はバルテリ・ボッタス（メルセデス）という結果だった。
今週末と同じレッドブル・リンクを舞台として行われる次戦オーストリアGPは1週間後の7月2日のフリー走行1で幕を開ける。
