角田裕毅、ソフト活かせず14番手も「彼ならオーバーテイクできる」とアルファタウリ、巻き返しに期待
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は5月1日のF1ポルトガルGP公式予選で14番手でノックアウトを喫し、後方からのスタートを強いられる事となった。
一貫性と豊富な経験を持つ僚友ピエール・ガスリーは連続Q3進出記録を6に伸ばして9番手を確保した。Q2での2人のタイム差は0.411秒と開いた。
Pos | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 |
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13 | アロンソ | アルピーヌ | 1:19.728 | 1:19.456 | |
14 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:19.684 | 1:19.463 | |
15 | ライコネン | アルファロメオ | 1:19.748 | 1:19.812 |
土曜のセッションを振り返った角田裕毅はタイムが伸びなかった原因について、ソフトタイヤからパフォーマンスを引き出す事が出来なかったためだと説明した。
「ここでの走行は今回が初めてですが、FP2が終わる頃にはサーキットに上手く適応できていたので、予選に向けた準備はバッチリだと感じていました」と角田裕毅。
「僕的には良いラップだったのですが、ソフトタイヤは全くグリップがなく、最終セクターに至るまでまるでハードタイヤで走っているかのような感覚でした」
「厳しい予選になってしまい本当にガッカリしていますが、今夜エンジニアとデータを分析して改善点を探していきたいと思います。明日はレースペースで追い上げる事ができるよう願っています」
前戦イモラとは異なり雨が降るような波乱のチャンスはないだろうが、同時にアルガルベはイモラほどオーバーテイクが難しいわけではない。
車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「ユーキは後方からのスタートであるため、(ガスリー)より困難な状況ではあるが、彼はオーバーテイクに長けたドライバーであり、ポイント獲得に向けて前進してくれると期待している」と述べ、巻き返しに期待感を示した。
ポールポジションはバルテリ・ボッタス。2番手にルイス・ハミルトンが続いた事でメルセデスが今季初のフロントロー独占を果たした。セカンドローにはマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのレッドブル・ホンダ勢が続く。
2021年F1ポルトガルグランプリ決勝レースは、日本時間5月2日(日)23時にスタートの時を迎える。1周4684mのアルガルベ・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。