2021年4月16日、イモラ・サーキットで行われたF1エミリア・ロマーニャGPのフリー走行中にガレージでクリスチャン・ホーナー代表と話をするレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン
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フェルスタッペン、お祓い必至のイタリアで今度はシャフト故障の受難も「少し後退しただけ」と前向き

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、4月16日(金)に行われたF1第2戦エミリア・ロマーニャGPのFP2でドライブシャフトにトラブルが発生し、走行僅か5周の14番手と手痛い結果に終わったが「少し後退しただけ」と前向きだ。

FP1で3番手タイムを刻んだフェルスタッペンは、午後のセッション開始20分というところで、ターン18のアウト側の縁石に乗り上げた直後に「何かが壊れた」と無線で報告。ピット出口付近にマシンを停めたため、バーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入された。

予選・決勝と同一時間帯という点でプラクティスの中で最も重要なセッションであるFP2のほぼ全てを失った事は、フェルスタッペン個人としてもさることながら、チームとしてもセルジオ・ペレスの1台のみでプログラムを進めざるを得なかったという点でかなり手痛い。

フェルスタッペンはトラブルについて「FP2ではドライブシャフトに問題が出てしまいクルマを止めなきゃならなかった。マシンをピットに戻すのが難しくてセッション中にコースに戻る事はできなかった」と説明した。

「食べ物は美味いし、ここでの週末を楽しんでいるし、イタリアは好きなんだけど、最近はここであまり運が良くないから、それが変わってくれると良いんだけどね」

フェルスタッペンとイタリア国内でのグランプリの相性は悪く、特に近年はお祓いが必要なレベルに不運続きだ。過去8回のレースで表彰台に上がった事は一度もなく、昨年はモンツァ、ムジェロ、イモラの3戦ともにリタイヤに終わっている。

初日セッションでは共にメルセデスがタイムシートの1-2を占めた事から、チームとして追い詰められているのでは?と問われると、フェルスタッペンは「少しね」と答え、巻き返しは十分に可能との認識を示した。

「もちろん、ちゃんと走行できればもっと良かったけど、明日やるべき事が変わるわけじゃないし、FP2で走れなかったからといって、それで全てが終わったわけじゃない」

「FP1でのクルマの感触は良かったけど、走れていないからFP2がどうだったのかは分からない。集めたデータを分析して、明日に向けてバランス面で何ができるか考えていくつもりだ」

「まずは何も壊れていない事を確認する必要がある。パーツを分解して見てみないと分からないからね。ここの縁石はかなりアグレッシブだから、何が原因でシャフトが壊れたのかを理解する必要がある」

「自分たちのことに集中して、パッケージの性能を最大限に引き出す事が大切だ」


初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2番手にはルイス・ハミルトンが続きメルセデスが1-2体制を築いた。3番手には1000分の78秒遅れでピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が続く結果となった。

F1エミリア・ロマーニャグランプリ3回目のフリー走行は日本時間4月17日(土)18時から、公式予選は同21時から1時間に渡ってアウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリで開催される。

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