ガレージ内で走行に向けて準備するレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年4月16日F1エミリア・ロマーニャGPにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ペレス、FP1で不運の事故に遭遇もイモラでのRB16Bに手応え「予選で全てを出し切りたい」

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2021 F1第2戦エミリア・ロマーニャGPの初日を6番手で締め括ったレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、RB16Bの仕上がりに手応えを得ているようで「予選で全てを出し切りたい」と意気込んだ。

午前のFP1は不運な接触事故に見舞われた。30分経過時点で計測ラップに臨んでいたペレスは、前をスロー走行するエステバン・オコン(アルピーヌ)をパスしようとターン5にアプローチしたが、ホイール同士が接触するアクシデントが発生した。

ペレスの左リアホイールリムはひん曲がりタイヤは破裂。オコン駆るA521は右フロントを損傷し、セッションは赤旗中断を強いられた。

FP1では映像や無線などのインフラ関連に問題が生じていたためチーム無線が使用できず、ペレスもオコンも「不慮の事故」という事でお互いに非はないとの認識を示し、スチュワードはお咎めなしの裁定を下した。

謎に包まれたFP1接触事故の詳細

予選で全てを出し切りたい

セルジオ・ペレスFP2: 6位, FP1: 16位

2回目のセッションでは堅実に走り込んでまずまずの周回数をこなせた。おかげでバーレーンとは違う特性のコースでクルマのフィーリングを掴む事ができた。

イモラはバーレーンとはコースコンディションが明らかに違うから、今はクルマの挙動の違いについて学んでいるところだ。

今日はチームとして多くを学ぶ事ができた。1周走行する毎に幾つかのトリックを学べたと思う。レースペースもマシンの感触も良かったから、明日の予選で全てを出し切りたいと思っている。

今朝のアクシデントに関しては、無線が使えない状態だったから意思疎通という点で行き違いがあって、タイミングも悪かった事が原因になったと思ってる。


初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2番手にはルイス・ハミルトンが続きメルセデスが1-2体制を築いた。3番手には1000分の78秒遅れでピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が続く結果となった。

F1エミリア・ロマーニャグランプリ3回目のフリー走行は日本時間4月17日(土)18時から、公式予選は同21時から1時間に渡ってアウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリで開催される。

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