予選アタックのためにピットレーンに並ぶF1マシン、2019年イタリアGP予選にて
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ルノー、2007年以来のWトップ6「夏休み明けの俺たちは強い」

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ルノーF1チームは9月7日のF1イタリアGP公式予選で2台がQ3へと進出。ダニエル・リカルドが5番手、ニコ・ヒュルケンベルグが6番手を獲得し、フェラーリとメルセデスに続く3列目を独占した。

ルノーはサマーブレイク明けの初戦となったスパ・フランコルシャンの予選でも6・7番手を確保。高いトップスピードを活かして、好調を示している。

予選終了後、ヒュルケンベルグはQ3最後のアタックの際の動きについてスチュワードの呼び出しを受けたものの、お咎めなしの裁定が下り、ペナルティが科される事はなかった。

ルノーが予選で2台揃ってトップ6に食い込んだのは2007年のマニー=クール以来。当時はジャンカルロ・フィジケラとヘイキ・コバライネンがレギュラードライバーを務めていた。

3列目独占「夏休み明けの俺たちは強い」

ニコ・ヒュルケンベルグ予選: 6位, FP3: 7位

もう少し上に行けた可能性もあるけど、結果には満足してる。Q2の走行の際にターン1でタイヤがロックアップし、リズムを失ってしまったせいで、一度リセットしなきゃならなかったんだ。

最後のイザコザは少し極端だったけど、ここでのトウは大きなインパクトがあり、コンマ数秒のゲインを得ることが出来る。これだけのタイムをコーナーで稼ぐ事はできないんだ。これが最後にゲームがあった理由さ。

今日の僕らのペースは間違いなく凄く強力だったから、日曜日にしっかり仕事をして、ポイントに替えなきゃね。

ダニエル・リカルド予選: 5位, FP3: 5位

チームにとっては素晴らしい予選になった。3列目を独占したわけだからね。今日は全てを滞りなく実行出来たし、努力が報われうような結果だった。今週末は週末を通してトップ6をキープしてきたし、肝心のQ3でも上手くやることができた。スパもそうだったけど、夏休みを終えた後の僕らは強さを増しており、本当に満足してる。

Q3の最後は、誰も先頭を走りたがらず、全員が横並びになっていた。みんな、ライバルに自分のトウを与えたくなかったんだ。そうは言っても、5番グリッドは本当に素晴らしい結果だよ。


ポールポジションはシャルル・ルクレール。フェラーリのお膝元で通算4度目のポールを獲得した。2番手はメルセデスのルイス・ハミルトン。3番手にはバルテリ・ボッタスが続いた。

2019年F1第14戦イタリアグランプリ決勝レースは、日本時間9月8日(日)22時10分から行われ、1周5793mのモンツァ・サーキットを53周する事で勝敗を決する。

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