動画:F1フランスGP《決勝》ハイライト / 罰則によって入賞失ったダニエル・リカルドの走り
フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、2019年F1第8戦フランスGP決勝レースの模様を収めた6分18秒のハイライト動画を公開した。53周の争いは、メルセデスのルイス・ハミルトンが制覇。2位バルテリ・ボッタスを18秒引き離してポール・トゥ・ウインを達成する圧勝だった。
オープニングラップでは、レーシングポイントのセルジオ・ペレスが大きくコースオフ。復帰の際にアドバンテージを得たとして、5秒ペナルティを受けた。4番グリッドのレッドブル・ホンダ、マックス・フェルスタッペンは、3番手シャルル・ルクレールに食らいつくも、惜しくも追い抜きには至らなかった。
19周目には、ルノーのダニエル・リカルドがレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーを豪快にオーバーテイク。ガスリーは終始ペースが上がらず、11位でチェッカーフラッグを受けた。リカルドはその後、ハースのロマン・グロージャンを射程に捉えてアグレッシブにパス。ポジションを上げていった。
トロロッソ・ホンダ勢は激しいチームメイトバトルを展開。ダニール・クビアトの高速シーニュでのアウト側からの仕掛けは実に見ごたえがあった。
最大の注目ポイントはファイナルラップ。7位を懸けたバトルの最中、リカルドがミストラル・ストレートでマクラーレンのランド・ノリスにアウト側から仕掛け、シケインでコースオフ。コースに戻った際にノリスとのニアミスを演じた。
これをチャンスと見たキミ・ライコネンが二人をオーバーテイク。リカルドは即座にアルファロメオの背後に周り、スリップストリームを得て加速。追い抜く際に再びコース外へと飛び出した。トラック上での勝負を制したリカルドは7位でチェッカーを受けるも、この2回の動きに対して物言いが付き、審議の結果ペナルティ。最終11位に後退した。