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2019年ルマン24時間レース、25万2500人の観客を動員…昨年より微減
ル・マン24時間レースを統括するACOフランス西部自動車クラブは、2019年6月15日から16日にかけてサルトサーキットで開催された第87回ル・マン24時間レースに、昨年より4,400人少ない延べ25万2,500人の観客が足を運んだと発表した。
2019年の伝統の一戦は、決勝1週間前の公開車検から始まりフリー走行と予選を経て、2018-19スーパーシーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)最終戦として土曜現地15時にスタート。一時軽い降雨があったものの、最後までドライコンディションに恵まれ、トヨタ・ガズーレーシング8号車が逆転優勝を飾った。
スタート前には、ルマンで6度栄冠に輝いた伝説的ドライバーであるジャッキー・イクスが、1969年のルマン優勝マシンであるFord GT40をドライブ。また、2024年にルマンへの導入が予定されている水素燃料電池を動力とする「LMPH2G」のプロトタイプカーによるデモ走行が行われるなど、スタート前から様々なイベントがファンを沸かせた。
スターターはモナコ公国のシャルレーヌ公妃が担当。61台のマシンがスタートラインを駆け抜け、アクシデントやマシントラブルなどを乗り越えた50台がチェッカーフラッグを受けた。
第88回ル・マン24時間レースは、2019-2020シーズンのWEC最終戦として2020年6月13日から14日に開催される。