フェラーリにまさかの冷却系トラブル「今後数日が重要」とベッテル / F1テスト5日目
2月26日(火)に行われたF1バルセロナ合同テスト5日目に挑んだスクーデリア・フェラーリは、午後を担当したセバスチャン・ベッテルが、トップから0.216秒遅れの1分17秒925で4番手。午前を担当したシャルル・ルクレールが、同0.942秒遅れの1分18秒651で7番手という結果だった。
高い信頼性を武器にテスト1をトラブルフリーで乗り切ったスクーデリアであったが、この日は今季テスト初のビッグトラブル。SF90の冷却システムに問題が発生したことでルクレールは僅か29周。セットアップとタイヤ評価のために軽く走っただけで一日を終える事となった。
フェラーリ:F1テスト5日目を終えて
セバスチャン・ベッテル順位: 4位, 周回: 81周
慌ただしい午後になってしまったけど、午前中の遅れを取り戻せて良かった。現時点では僕らはまだ、色んなセットアップを試してマシンを理解している最中だけど、今日は初めてスーパーソフトタイヤを試す事もできた。僕らにとっては今後数日が大きなカギを握ると思う。
シャルル・ルクレール順位: 7位, 周回: 29周
予定していたほど走れなかったけど、その分は残されたテストで挽回できるって信じてるよ。今日の路面コンディションはテスト1の時と比較して少し違っていたから、慣れるのにちょっと時間がかかってしまった。
プレシーズンテスト後半初日でトップタイムを記録したのは、マクラーレンのランド・ノリス。スーパーソフト相当のC4コンパウンドで1分17秒709をマークした。これに続いたのはレッドブル・ホンダ。ノリスよりも硬いC3タイヤで1000分の6秒差につけ、事実上のファステストを飾った。
第二回F1バルセロナ合同テスト2日目のセッションは2月27日(水)の現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットでスタートする。