モナコで腕を組み写真撮影に応じるホンダF1の田辺豊治
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ホンダF1「好成績を残して翌週の日本GPに向けて勢いをつけたい」

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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、2018年FIA F1世界選手権第16戦ロシアGPに先立って抱負を語った。

ソチ・オートドロームは2本のロングストレートを有し、エンジン全開率は62%と高く、燃料消費量も1周あたり1.98kgと大きいパワーユニットへの要求が激しいコース。路面のグリップが極めて高いため、ドライバーはマシンパワーをフルに使って全開でプッシュする。

翌週の日本GPに向けて勢いをつけたい

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

来週に控えた鈴鹿での母国レースを前に、我々はロシアへと向かっています。昨シーズンとは異なり、ロシアGPの開催時期が春から秋へと変更されましたが、天気予報では気温25度程度と予想されており、心地よい気候となりそうです。

舞台となるソチ・オリンピックパーク・サーキットは、その一部が公道である半常設コースです。主な特徴としては、他のストリートサーキットとは異なり路面が極めてスムーズな点が上げられます。そのため、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が問題となることはありません。

18個あるコーナーの多くは鋭角のターンとなりますので、トラクションとドライバビリティの両方が鍵となります。ですが、それと同時にここにはロングストレートがありエンジン全開率も高いので、高速と低速の両方の側面を併せ持つサーキットと言えます。

攻略のためには、このような要素のバランスを最適化する必要があります。ソチでは何としても良い結果を残し、次に控える日本でのホームレースに向けて勢いをつけたいと思います。


ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、メルセデスのバルテリ・ボッタスがキャリア初優勝。2位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。3位は同じくフェラーリのキミ・ライコネンという結果だった。

F1ロシアGPは、日本時間2018年9月28日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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