ピエール・ガスリー「最新のシャシーはかなり良好。でも最高速で劣っている」
6月30日土曜に行われた第9戦F1オーストリアGP公式予選を12番手で終えたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー。自身の走りを振り返ると共に、マシンの改善レベルについて語った。
グランプリ初日に旧仕様の古いエンジンを使用していたガスリーは、土曜のセッションを前に、前戦フランスGPで使った最新版パワーユニットに換装。午前のFP3で12番手タイムを記録した後、Q3進出の期待を背負って予選に臨んだ。
新しいエアロパッケージとエンジンとの進化の程度が試される事となったが、ガスリーはQ2には進出するも0.045秒という僅かな差で最終ラウンド進出を逃した。
最新のシャシーはかなり良好だが、最高速不足が課題
ピエール・ガスリー予選: 12位, FP3: 12位
良い一日になったよ。先週のポール・リカールでも速さがあったけど、今日はそれ以上に競争力があったように思う。Q3に進出してトップ10を争うにはまだやるべき仕事があるのは間違いないけどね。
自分のラップには満足してるし、シャシーについて言えばかなりポジティブだよ。でも、メルセデスやフェラーリと比べるとストレートライン・スピードがまだ少し劣っているね。
全体としては良いステップアップを果たしてると思うけど、やらなきゃならない仕事があるのも事実だ。でも決勝レースを考えれば12番手は悪くない結果だよ。自由にタイヤを選択できるからね。
予選は日本時間22時からレッドブル・リンクで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがキャリア5度目のポールポジションを獲得。2番手にはルイス・ハミルトン。エンジンと車体を大幅に改良したメルセデスがフロントローを手に入れる事となった。
第9戦F1オーストリアGP決勝レースは、日本時間7月1日(日)22時10分からスタート。1周4,326mのレッドブル・リンクを71周する事で勝敗を争う。過去11回のレースを見る限りポール・トゥ・ウィンの確率は45%。追い抜けない事はないものの、コースはタイトでありオーバーテイクが容易とは言えない。