レッドブル・ルノー、F1での契約を終了…過去12年に渡る互いの尽力に感謝「今後の活躍を祈る」
ルノーとのパワーユニット契約を更新せず、2019年よりホンダ製F1エンジンの供給を受ける事を決めたレッドブル・レーシングは、過去12年間に渡って共にF1を戦ってきたルノーに対して感謝の意を伝えた。
「過去12年間のパートナーシップに対してルノーに感謝したい」とチーム代表のクリスチャン・ホーナー。「彼らとは共に素晴らしい瞬間を共有してきた。時折意見の相違はあったが、ルノーは競争力のあるパワーユニットを供給するために、その能力を常に最大限に発揮し仕事に取り組んできた」
「その真摯な姿勢は今も変わっておらず、ルノーチーム全体に対して、また特に、毎戦惜しみない努力を重ねてくれた我々のガレージで作業にあたっていたルノーのクルー皆に感謝したい」
「素晴らしい結果と共に今シーズンの終わりを迎え、パートナーシップを締めくくれる事を期待している。まだシーズンは終わっておらず、我々は2018年の選手権において最高の結果を残すべく集中している。ルノー・スポールの今後の活躍を祈る」
一方のルノーも声明を発表。レッドブル・ホンダの誕生を祝福すると共に、世界最高峰の舞台を第一線で共闘してきた”戦友”の今後の活躍を祈った。「我々がワークスチームとして復活し二年が経過した。両者の求めるものを考えれば、今回の決断は我々とレッドブル・レーシングの双方によって自然の成り行きであると思う」
「非常に厳しい競争環境において、我々はレッドブル・レーシングと共に過去12シーズンに渡って偉大な業績を残してきた。ドライバー及びコンストラクターズの両世界選手権を4度制し57回の勝利を上げてきた事を誇りに思う」
「ワークスとして2シーズンを過ごし、我々はルノー・スポール・フォーミュラワンチームとして強力に進化していく事に完全にフォーカスしている。またこれと並行して、マクラーレン・レーシングとの新しい関係を育んでいくつもりだ」