サルト・サーキットを走る2台のトヨタ、2018年ルマン24時間レース
copyright Toyota Motorsport GmbH

ルマン24途中経過 3時間:トヨタ順調に1-2を走行、ジェンソン・バトンの11号車はトラブルで戦線離脱

  • Published: Updated:

6月16日(土)午後3時、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦ル・マン24時間レースが遂にスタート。フロントローから24時間に及ぶ長き戦場へと向かった2台のTS050ハイブリッドは、序盤からライバルの非ハイブリッド勢を引き離し、3時間経過時点で3位以下に1ラップ差をつけ順調にレースをリードしている。

土曜現地サルト・サーキット(1周13.626キロ)の上空には薄い曇が覆い、スタート時は気温21度、路面温度29度のドライコンディション。ポールポジションの8号車はセバスチャン・ブエミ、2番手グリッドの7号車はマイク・コンウェイがスタートを担当した。

オープニングラップで先頭2台の順位が逆転。1時間が経過したあたりで若干の降雨があったが、トヨタの2台は圧倒的な速さで49ラップを走破。それぞれ4回目のピットインを完了させ、トップを走る7号車はホセ・マリア・ロペス、2番手の8号車はフェルナンド・アロンソへとドライバーチェンジ。5.252秒のギャップを保ちながら周回を重ねている。

ジェンソン・バトン有するSMPレーシング・BRエンジニアリング11号車はヴェタリー・ペトロフが第一スティントを担当も、突如パワーロスして18周目にガレージイン。電気系のトラブルによって長期戦線離脱を余儀なくされた。チームの懸命の修復作業の結果、4時間10分が経過したところでようやくコースに復帰。バトンがステアリングを握り、巻き返しに向けて発進した。

2018年ル・マン24時間決勝 途中経過順位 3時間(LMP1クラス)

Pos No. Driver Team Lap Gap
1 7 小林可夢偉
マイク・コンウェイ
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
49
2 8 中嶋一貴
セバスチャン・ブエミ
フェルナンド・アロンソ
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
49 5.252
3 3 トーマス・ローレン
マティアス・ベシェ
グスタボ・メネゼス
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
48 1 lap
4 17 ステファン・サラザン
イゴール・オルトツェフ
マテヴォス・イサアキャン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
48 1 Lap
5 1 アンドレ・ロッテラー
ニール・ジャニ
ブルーノ・セナ
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
48 1 Lap
6 10 ヘンリク・ヘドマン
ベン・ハンリー
レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
ドラゴンスピード
BRエンジニアリングBR1・ギブソン
47 2 Laps
7 4 オリバー・ウェッブ
ドミニク・クライハマー
トム・ディルマン
バイコレス・レーシング・チーム
エンソ・CLM P1/01・ニスモ
47 2 Laps
8 6 オリバー・ローランド
アレックス・ブランドル
オリバー・ターベイ
CEFC TRSMレーシング
ジネッタG60-LT-P1・メカクローム
46 3 Laps
9 5 チャールズ・ロバートソン
マイケル・シンプソン
レオ・ルーセル
CEFC TRSMレーシング
ジネッタG60-LT-P1・メカクローム
46 3 Laps
10 11 ヴィタリー・ペトロフ
ミカエル・アレシン
ジェンソン・バトン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
18 31 Laps