2018/19WECスーパーシーズン第3戦シルバーストーンでポールポジションを獲得したトヨタ7号車の小林可夢偉とホセ・マリア・ロペスとマイク・コンウェイ
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トヨタ勢がフロントロウ獲得、バトンの3号車SMPが3番手 / WEC第3戦シルバーストン6時間《予選》

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WEC世界耐久選手権 第3戦シルバーストン6時間レースの予選が8月18日(土)に行われ、トヨタガズーレーシング7号車が1分36秒895を記録しポールポジションを獲得。2番手には8号車が続き、前戦ル・マン24時間レースに続いて2台のTS050 HYBRIDが最前列を手にした。

3番手はジェンソン・バトン、ミカエル・アレシン、ヴィタリー・ペトロフ擁するSMPレーシング3号車。4番手には同じくSMPレーシングのBRエンジニアリング4号車が続いた。

小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが駆る7号車は、2人のドライバーによる平均でトップタイムをマーク。ドライバーズ選手権首位につけている中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの8号車は、7号車に0.411秒差の2番手となった。

最初にアタックを担当した8号車アロンソは、昨年のポールを上回るラップタイムをマーク。だが、7号車のトップバッターを務めたコンウェイはこれを0.02秒上回った。アロンソからバトンを引き継いだ中嶋一貴は、最初のアタックで4輪がコース外に出たとしてタイム抹消。その後、タイヤの摩耗に見舞われながらアタックを継続するも、7号車に破れ2番手でセッションを終えた。

ポールポジションを獲得した7号車のドライバーとチームは1ポイントを獲得。トヨタはシルバーストンで過去2勝を挙げており、1-2フィニッシュを目標に日曜の決勝レースに挑む。

シルバーストン6時間の決勝レースは、8月19日(日)午後8:30からノーサンプトンシャーに位置する1周5.901kmのシルバーストン・サーキットで開催される。日本語によるテレビ放送はJ SPORTS一択。スカパーひかりTVから申し込みができる。

トヨタ:第3戦シルバーストン予選

マイク・コンウェイ(7号車)

最初のアタックの時にコンマ何秒かタイムをロスしてしまったから、タイヤをセーブするために一旦アタックを止めたんだ。2周目は、コース外にはみ出さないように注意しながら良いアタックが出来た。新品タイヤでなかったことを考えれば、ホセも素晴らしいアタックをしてくれた。これまでのところマシンは全く問題なく、明日も良いレースが出来ると思ってる。

ホセ・マリア・ロペス(7号車)

目標は優勝だから、ポールからスタートできる事になりとても満足している。僕らはこれまで何度かポールポジションを獲得しているけどまだ勝利出来ていないから、明日こそは目標を達成したい。予選は良かった。マイクが1周目のアタックを途中で止めたから少し心配だったけど、翌周のアタックで素晴らしい走りを見せ、僅差ながらもトップタイムをマークしてくれた。僕としてはこのギャップを守りさえすれば良かったし、自分のアタックラップには満足してる。ポールポジションは嬉しいけどレースは長い。全力で戦うよ。

中嶋一貴(8号車)

予選で1-2のポジションを獲得でき、チームにとってとても良い一日となりました。7号車のクルーに祝福を送ります。僕自身は大丈夫だと思っていたのですが、コース外にはみ出しタイムを失ってしまったのがちょっと残念です。でも、このミスがなかったとしても7号車がポールポジションを獲得していたでしょう。今日の結果には満足しており、明日の決勝レースが楽しみです。優勝を目指してプッシュします。

フェルナンド・アロンソ(8号車)

良い一日だったよ。公式練習3回目では、幾つかの別のセットアップを試してみたんだけど、レースに向けて良い準備ができた。決勝レースと予選とでは、ハイブリッド・システムの使い方が少し違って難しいところがあるんだけど、チームとしてフロントグリッドが獲得でき満足している。明日は勝利を目指して戦うよ。

シルバーストン6時間 予選結果(LMP1クラス)

Pos. No. Driver Team Time
1 7 小林可夢偉
マイク・コンウェイ
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
1分36秒895
2 8 中嶋一貴
セバスチャン・ブエミ
フェルナンド・アロンソ
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
1分37秒306
3 11 ヴィタリー・ペトロフ
ミカエル・アレシン
ジェンソン・バトン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
1分38秒932
4 17 ステファン・サラザン
イゴール・オルトツェフ
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
1分39秒070
5 3 トーマス・ローレン
マティアス・ベシェ
グスタボ・メネゼス
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
1分39秒247
6 1 アンドレ・ロッテラー
ニール・ジャニ
ブルーノ・セナ
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
1分39秒613
7 10 ヘンリク・ヘドマン
ベン・ハンリー
レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
ドラゴンスピード
BRエンジニアリングBR1・ギブソン
1分41秒412
8 4 オリバー・ウェッブ
レネ・ビンダー
バイコレス・レーシング・チーム
エンソ・CLM P1/01・ニスモ
1分41秒839