フェルスタッペン、レッドブルとの契約満了後にF1引退の可能性…他の人生に興味
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2度のF1タイトルを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は他の人生を歩む事に関心を持っており、2028年末までの現行契約の満了を以て、F1での現役生活に終止符を打つ可能性を除外していない。
F1ドライバーの平均年齢はかつて35歳を超えていたが年を経る毎に右肩下がりに低下していき、2010年代には27歳台にまで達した。
だがここ数年は長くキャリアを継続するドライバーが目立っており、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は少なくとも43歳までステアリングを握る見通しで、ルイス・ハミルトンも40歳を超えての現役生活に意欲を示している。
一方で25歳オランダ人ドライバーは、今年3月に結ばれたレッドブルとの間の5年という超長期契約を以てF1を去るかもしれないと繰り返し主張しており、その思いは今年の2冠達成を経て変わっていない。
フェルスタッペンはF1アブダビGPでの今季15勝目を前にSky Sportsとのインタビューの中で、31歳の誕生日を迎える2028年以降について問われると「分からない。28年の競争力にも依ると思う。今の時点で思い切った決断を下したくはない」と述べ、「他にもやりたい事がある」と付け加えた。
フェルスタッペンは今後、更に多くのF1記録を塗り替えていく可能性を十分に秘めているものの、人生における価値はF1以外にも存在すると考えており、多忙を極める現行カレンダーに否定的な見解を持っている。
「F1は素晴らしいスポーツだし、僕はこれまでに多くを達成してきた。だからそれを誇りに思っているし本当に満足しているけど、レース数が多くて移動が多い」とフェルスタッペンは語る。
「ある時点で何がより重要なのか?家族の方が大事なのか、それともF1の方が大事なのか?という事をハッキリさせなきゃならない日が来る」
F1は2023年に史上最多となる24戦を計画しているが、中国GPの開催は危ぶまれており最終的には23戦に落ち着く可能性があるものの、それでも歴史的に見れば年間のレース開催数は最も多くなる見通しだ。
1950年の世界選手権開幕シーズンは僅か7レースであったが、1970年代後半には平均16~17戦に増加。2000年代に入ると更に数を増やし、2021年と2022年は史上最多の22大会が行われた。