
ヒュルケンベルグ、驚きの2列目「それが全てだよ!」俊足要因を説明 ― ”2013年の再現”でザウバーに12年ぶり最高位
2025年F1第19戦アメリカGPスプリント予選で、最大の驚きをもたらしたのはニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)だった。SQ1、SQ2ともに5番手タイムを記録し、最終SQ3ではさらにペースを引き上げ、見事4番手グリッドを確保した。
イギリスGP以降、徐々に予選ペースを改善させていたとは言え、ヒュルケンベルグは今季型「C45」から一発の速さを引き出すことに苦戦し続けており、チームメイトのガブリエル・ボルトレートに対し、予選7勝11敗と負け越していた。
ところが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)では状況が一変。ボルトレートがトラックリミットと時間切れでノータイム最下位に沈む中、ザウバーにとって2013年以来、12年ぶりの予選最高位(スプリント予選含む)をもたらした。奇しくもこれは、2013年のアメリカGPで彼自身がザウバーで記録した順位と並ぶ快挙となった。
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4番手を記録したスプリント予選を経てインタビューに答えるニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、2025年10月17日(金) F1アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)
「満足してるかって? まあ、君の想像どおりさ!」とヒュルケンベルグは笑みを見せた。
「FP1の時点で調子は良かったけど、正直ちょっと出来すぎだと思ってた。本当に実力によるものなのか、それとも他のチームが別のプログラムをやっていた影響なのか分からなかったんだ」
「でも、その流れを維持できたし、全体的に感触は悪くなかった。常にラップタイムと自分の感覚が完全に一致するわけじゃないけど、ストップウォッチは嘘をつかない。一日を通してかなり良かったし、嬉しいよ。週末を通してこの勢いをなんとかキープしたい」
一体、この速さは何処から来たのか? ヒュルケンベルグはこう分析する。
「そうだな…クルマが”スイートスポット”に入ったんだと思う。それが全てだよ。それに、単純にここが好きなんだ。走っていて楽しいサーキットだし、ここでは良い時間を過ごせているしね」
ここ数戦の不振を考えれば、この結果はチームにとっても予想外の朗報だった。ヒュルケンベルグは4番グリッドから、表彰台に上がった7月のイギリスGP以来となるポイント獲得を目指すことになるが、背後にはメルセデス、ウィリアムズ、フェラーリといった強豪勢が控えている。
「正直、(このポジションを守り切るのは)簡単じゃないと思う。スプリントとはいえ、周りはすごく速いマシンばかりだし、タイヤのデグラデーションに関しても連中の方が少し有利だ。でも、もちろん戦うよ。できる限り粘って、何かしら報われる結果をつかみたい」
チーム代表のジョナサン・ウィートリーは、この日のヒュルケンベルグを高く評価した。
「今日はニコが本当に素晴らしい予選を見せてくれた。驚くべきことだが、彼はいつも周囲から疑問の声が上がると、それを覆してみせる。SQ1からSQ3まで完璧な走りで駆け抜け、スプリントにおけるチーム史上最高のグリッドポジションを獲得してくれた」
2025年F1アメリカGPスプリント予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にランド・ノリス、3番手にオスカー・ピアストリと、マクラーレン勢がこれに続く結果となった。
スプリントは日本時間10月18日(土)26時から、公式予選は同30時から1時間に渡ってサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。