パドックを歩くレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン
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“クレイジー”なシルバーストンでの戦いに胸踊らせるマックス・フェルスタッペン

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2020年FIA-F1世界選手権第4戦イギリスGPに先立って抱負を語った。舞台となるのはシルバーストン・サーキット。英国特有の変わりやすく気まぐれな天気=ブリティッシュ・ウェザーは、レースをしばしば混沌に導く。

昨年のレースではフェラーリのセバスチャン・ベッテルとの激しい攻防を制して、一時は2位表彰台を射程圏内に捉えたものの、38周目に後方からベッテルに追突されクラッシュ。ダメージを負った状態で走行を続け、5位フィニッシュを果たした。

フェルスタッペンは3戦を終えて33ポイントを獲得し、ドライバーズランキング首位を走るルイス・ハミルトンから30ポイント遅れの3位につけている。

マックス・フェルスタッペン

トリプルヘッダーが終わった事で、チームは1週間の休暇を取ることができた。みんな家族と一緒に過ごす時間が持てた事だし、ハンガリーのレース前に起きたあの一件の事を思えば、こうしてゆっくり過ごせたのは良いことだ。

グリッド上で僕のクルマを修理しているメカニックの皆の様子を収めたビデオを見た。あんな事をやってのけるなんて彼らは本当にクレイジーだけど、こうした予期せぬ状況にあっても、全員が自分のやるべき事を理解し、それを的確にやり遂げる事ができるだなんて、最高にかっこいいよね。みんながいなければ、僕はレースをスタートすることすらできなかっただろう。

シルバーストン・サーキットのコースレイアウト図、2019年版

シルバーストンから始まる次の3連戦を楽しみにしている。このコースは本当に素晴らしいトラックだ。コップス(ターン9)はアクセルべた踏みでマゴッツ(ターン11)は7速のエンジン全開だし、特に予選ではブレーキを踏むこともなくシフトダウンするだけだから、コーナーリング速度が異常に速く本当にクレイジーなんだ!

シルバーストンではウイングレベルを適切にセットアップすることが重要だ。もちろん、低速コーナーではダウンフォースとグリップが大切だね。

イギリスは今夏だけど、当たり前のように雨が降る可能性があるよね (笑)。でも僕はこういう気象条件が好きだし、混乱によってチャンスが生まれるかもしれないから雨が降っても気にしないかも。


イギリスGPの戦いの舞台となるのは、英空軍飛行場の跡地に建設されたシルバーストン・サーキット。1周5,891mのコースはモータースポーツの聖地として知られる。昨年のグランプリでは、地元出身のルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。2位にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)という結果だった。

F1イギリスGPは、日本時間7月31日(金)19時からのフリー走行1で幕を開ける。

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