7番手ペレス「少し後手に回っている」アプグレで空力トラブルか
F1第10戦イギリスGPの初日をトップからコンマ8秒遅れの7番手で終えたセルジオ・ペレス(レッドブル)は「今は少し後手に回っている」と述べ、ラップタイムが伸び悩んだ事について「空力面に幾つか疑わしいところがある」と説明した。
パフォーマンス不足についてペレスは詳細に踏み込む事を避けたが、シルバーストンでRB18に導入された新しい後方ボディーワークに関連している可能性もある。
Sky Sportsのテッド・クラビッツは「新しいサイドポッドに予期せぬ問題が発生したようだ」「エンジンカバーといったものを導入すると、予期せぬ応急的な修理が発生する事がある」と伝えた。
レッドブルはシルバーストンや今後のサーキットに向け、冷却性能の向上を目的として車体後部のボディーワークを変更している。
とは言え、僚友マックス・フェルスタッペンもライバルチームを相手に劣勢気味であるため、タイム的に遅れを取っているのは”応急的な修理”に関わるトラブルとは別の要因という可能性もある。
クルマは何マイルも遅れてる
セルジオ・ペレスFP2: 7位 / FP1: 12位
今日は最高のセッションとはならなかった。シミュレーターで準備に取り組んでいた時と比べると、クルマは何マイルも遅れていた。
問題の見当はついてると思う。空力面に幾つか疑わしいところがあるけど、当然のことながら、詳しくは言えない。
問題を抱えた影響でロングランはかなり短くなってしまい、セッション終盤の走行に影響があった。週末のスタートとしてはあまり褒められたものじゃないし、今は少し後手に回っている状況だから、詳細を調べてみなきゃならない。
追い上げるのは難しいだろうけど、これまでにもやってきた事だし、正しい位置につけることができれば大丈夫だと思う。ここには厳しいコーナーが幾つかあるためクルマに対する自信が必要だ。それさえ取り戻せれば上手くやれると思う。
フェラーリは手強そうだね。明日の予選で彼らと張り合える事を願うよ。
2022年のF1イギリスGP初日をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)を0.163秒差で退けた。3番手には0.176秒遅れでランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。
3回目のフリー走行は日本時間7月2日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。