
F1シンガポール予選、正式結果は保留 ― 角田裕毅ら5名が違反疑惑で聴聞へ
2025年F1第18戦シンガポールGPの公式予選が確定するにはまだ時間を要する見込みだ。レギュレーション違反の疑いがあるとしてセッション後、角田裕毅(レッドブル・レーシング)を含む計5名のドライバーがスチュワードに召喚された。
対象は「黄旗規定違反」と「技術規則違反」に関する2件の事案だ。
角田、黄旗遵守で調査対象
Q1終盤、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が油圧系トラブルによりターン11でマシンを停車させた際、黄旗が提示された。
この区間を通過した角田裕毅(レッドブル)、ガブリエル・ボルトレート(ザウバー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)の3名は、当該ラップで自己ベストを更新した。ボルトレートはQ1で敗退したが、角田とヒュルケンベルグはQ2へ進出した。
角田は黄旗を受け減速しており、該当区間ベストも更新していないため、その減速量が十分だったかどうかが焦点となりそうだ。予選中の黄旗違反については、5グリッド降格ペナルティが推奨されている。
聴聞の予定は以下の通り。
- ボルトレート:現地時間22時40分〜
- ヒュルケンベルグ:同22時55分〜
- 角田:同23時10分〜
追記:各種データ調査を経てスチュワードは、3名ともに「明確に速度を落とした」として、不問とする決定を下した。
サインツとアルボンは技術規則違反の疑い
もう1件は技術規則。ウィリアムズFW47のDRS可動フラップ開口量が規定上限を超えていた疑いがあり、カルロス・サインツとアレックス・アルボンの2名が召喚された。
両者は現地時間23時30分からスチュワードの聴聞を受けることになるが、失格処分は避けられない見通しだ。黄旗違反に伴うグリッド降格ペナルティは予選結果に影響を及ぼさないが、失格処分はそうではない。
追記:審議を経てスチュワードは、2台を失格処分とする決定を下した。ただし、チームからの要請を受け、決勝への出走を許可した。
今回の5件はいずれもグリッドに影響を及ぼす可能性があり、スチュワードの最終判断に注目が集まる。