セルジオ・ペレス、表彰台視野も「レースを損ねる危険があった」Q2敗退からの4位も 王座争いで大きく後退
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6月4日(日)のF1第8戦スペインGPを4位で終えたセルジオ・ペレス(レッドブル)は、表彰台獲得は可能だったとしながらも、そのためにレースを台無しにするようなリスクを負うのは賢明ではなかったとの考えを示した。
予選Q2敗退からの4位はレッドブルの事前シミュレーション(5位)を超える成績だが、それでもタイトル争いのライバルである僚友マックス・フェルスタッペンが今季5勝目を飾ったことで、ランキング2位のペレスはグランプリ優勝2回分以上に相当する53ポイントもの点差を抱える事となった。
2戦前のマイアミGP終了時点でのポイント差は14点に過ぎなかった。
表彰台視野も「レースを損ねる危険があった」
セルジオ・ペレス
決勝: 4位
グリッド: 11位
今日の結果にはガッカリだ。予選で失敗したツケを払う事になった。戦略は良かったけど、スタートポジションを考えると僕らにできる事は限られていた。
3位には手が届いたと思うけど、それ以上のポイントを狙うにはもっとリスクを取る必要があっただろうし、レースを損ねてしまう危険もあった。
ジョージ(ラッセル)は1周目にかなり深くにまで踏み込んで大きくポジションを上げたけど、僕らはクリーンなスタートを切るために慎重にスタートした。
そうしたらアストンマーチンに前を塞がれてしまい、フェルナンド(アロンソ)を追い抜くのが本当に大変で、期待していたほど順位を上げていく事ができなかった。
今週末は全体として一歩後退したような感じだけど、まだまだ改善できることはたくさんある。
最終的に12ポイントを獲得できたし、次戦のカナダは僕らにとって力強いレースができるはずだ。今はフィールド全体がかなり接近しているから興味深いレースになると思う。
6月4日(日)にカタロニア・サーキットで行われた2023年F1第8戦スペインGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がグランドスラムを達成して通算40勝目を飾り、2位にルイス・ハミルトン、3位にジョージ・ラッセルとメルセデス勢がダブル表彰台に上がった。
ジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台とする次戦カナダGPは6月17日のフリー走行1で幕を開ける。