F1スペインで8位入賞のランド・ノリス、扁桃炎を患っていた事が明らかに…次戦モナコは大丈夫?
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マクラーレンF1チームのランド・ノリスは第6戦スペインGPの期間中、喉や目の違和感を訴えるなど体調不良に悩まされていたが、扁桃炎を患っていたようだ。
スタート前にコース脇で吐き気をもよおすシーンが見られるなど、完走が危ぶまれながらもノリスは、高温のバルセロナでの66周のレースで8位入賞を果たした。
レース後のメディアセッションを欠席したノリスはプレスリリースを通じて、扁桃炎と診断されたことを明かした。
「今日は厳しかった。扁桃炎を患っていて、レース前からかなり体調が悪くかったんだ」
「それに加えて気温が高かったこともあって、今日はこれまでで最も過酷なレースの一つになった」
「今週末はこの病気との闘いに殆のエネルギーを費やす事になり、少し後手に回ってしまった」
「エンジニアリングセッションを欠席しなきゃならず週末に影響があったし、グランプリに向けた準備も十分じゃなかった」
「そういう意味では、こういう状況でチームのためにポイントを獲得できて本当に嬉しい」
「マシンのパフォーマンスを引き上げるためにチームは懸命に努力を重ねてきた。今週末から得るものがあって満足だ」
「これからの数日間を使ってデータを見直し、マシンの性能を更に引き出せるかどうか確認してモナコへの準備を整えていくつもりだ」
チーム代表のアンドレアス・ザイドルは、医師の許可とノリス本人の意思を確認した上でレース出走を決断したと説明し、4日後に開幕を迎える次戦モナコGPでのノリスの出走に関しては楽観視しているとして「彼がモナコで100%な力を発揮できるよう祈っている」と語った。
仮にノリスがモナコGPを欠場する場合、マクラーレンはメルセデス及びアルピーヌとの契約に基づき、ニック・デ・フリース、ストフェル・バンドーン、オスカー・ピアストリのいずれかを代役として立てる事ができる。
5月22日(日)にカタロニア・サーキットで行われた2022年F1第6戦スペイングランプリ決勝レースでは、2番グリッドのマックス・フェルスタッペンが逆転優勝。2位にセルジオ・ペレスが続きレッドブルが今季2度目の1-2フィニッシュを飾った。3位表彰台にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が滑り込んだ。
モンテカルロ市街地コースを舞台とする次戦モナコGPは5月27日のフリー走行1で幕を開ける。