
両セッション下位、壁に当たっても前向き ― ローソンが語るVCARBのポテンシャル
リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)は2025年F1第18戦シンガポールGPの初日プラクティスをクラッシュで締め括ることとなったが、マリーナベイ市街地コースでのVCARB 02のペースに手応えを感じており、セッション後の表情は意外にも明るかった。
セッション残り26分、ローソンはターン17のアウト側のウォールに衝突。フロントタイヤが脱落するなど、車体右側に大きなダメージを負ってピットレーン入口でストップし、この日、2度目の赤旗を招いた。
セッションを終えたローソンは、クラッシュについて「ターン16で縁石に乗りすぎた結果、クルマが左に弾かれてしまい、その後のターン17でも縁石に乗りすぎちゃって、スピードを維持しようとしたけど、最後の最後でコントロールを失って壁に当たってしまった。残念だよ」と説明した。
FP1は15番手、FP2も17番手と下位に沈んだが、ローソンは「全体的にクルマはかなり速いと思う」と前向きな面を強調する。
「今日は速さがあった。FP1では苦戦したけど、いくつかのことを試して元に戻したら、FP2ではかなり良くなった。クラッシュするまでは本当に良い感触で走れていたんだ」
「だからこそ、壁にぶつかってセッションを終えることになってしまい悔しい。ただ、それまでは好調だったし、少なくとも現時点でショートランのペースはかなり良さそうに見える」
レーシング・ブルズはFP1で2台のマシンを異なるセットアップで走らせ、比較データを収集。その結果を踏まえ、FP2に向けて仕様をほぼ揃えた形とし、方向性を統一した。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
リアム・ローソンがドライブするレーシング・ブルズVCARB 02、2025年10月3日(金) F1シンガポールGPフリー走行2(マリーナベイ市街地コース)
チームメイトのアイザック・ハジャーは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)にわずか0.132秒差の2番手をマーク。高いポテンシャルを感じさせたが、ローソンは、必ずしもこの結果はクルマの真の実力を示すものではないと強調する。
「僕らのクルマはかなり速いと思うけど、他のチームが何をしているかは分からない。自分たちがやっていることは分かっているし、クルマの現状にはすごく満足しているけどね」
「ただ、かなりの接戦だから、今夜さらにいくつか変更を加えて微調整するつもりだ。そして今日の出来事から学んで、明日に向けてすべてをまとめ上げたい」
Courtesy Of Red Bull Content Pool
パドックでニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)と会話するリアム・ローソン(レーシング・ブルズ)、2025年10月3日(金) F1シンガポールGPフリー走行(マリーナベイ市街地コース)
2025年F1シンガポールGPの初日FP2をトップで締め括ったのはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。2番手には0.132秒差でアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)が続く結果となった。
FP3は日本時間10月4日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。