14歳になったファン・パブロ・モントーヤの息子セバスチャン、プレマからF4に参戦
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元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤの息子セバスチャンが、2020年シーズンのイタリア及びドイツF4選手権にプレマ・パワー・チームから参戦する事が決定した。今年14歳のセバスチャンにとっては、これがシングルシーターデビューとなる。
F1レーサーにしてインディ500のダブルチャンピオンであるフアン・パブロを父に持つセバスチャンは、8歳からアメリカでカート競技をスタートさせ、近年はヨーロッパでのコンペティションにも活動の場を広げていた。モントーヤは息子がレーシングドライバーの道を歩むことを望んでいたわけではないが、本人が希望したため支援するようになった。
セバスチャン・モントーヤは2017年にカート・フルシーズンを戦った後、2018年にトニー・カートプログラムの一環として欧州カート選手権OKJカテゴリに参戦。同じ年、フェラーリの若手育成プログラムであるフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に加わったが、今はリストから名前が外されている。
セバスチャン・モントーヤは今回の契約について「素晴らしいチームとともに、2020年のF4でレースをするチャンスが得られて凄く興奮している。プレマは僕がドライバーとして成長し学習していくために必要なあらゆる設備と人材を持ったトップチームだ。厳しい戦いになると思うけど、コースの内外を問わず全力でチャレンジしていきたい」と語った。
プレマのチーム代表を務めるアンジェロ・ロジンは「セバスチャンをチームに迎えることができて嬉しく思う。我々のラインナップに相応しい人材であり、彼はすでにシングルシーターへの変化に順応してきている。今年は学びの一年になるだろうが、彼はすぐにシリーズをリードする活躍を示し始めるだろう。シーズンが始まるのが待ち遠しい。有能な若いドライバーと一緒に仕事をするのは刺激的だからね」と述べ、今後の成長に期待感を示した。
プレマは過去6年間で4度のF4タイトルを獲得した強豪であり、フェラーリとの関係が深いことで知られる。近年ではミック・シューマッハやカルム・アイロット、ロバート・シュワルツマンと言ったフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)所属のドライバーを多数輩出している。