ミック・シューマッハ、2024年は二足のわらじ…アルピーヌWEC転向もメルセデスのF1リザーブを継続
アルピーヌは11月22日(水)、2024年のFIA世界耐久選手権(WEC)ハイパーカープログラムの一員として、ミック・シューマッハを起用する事を明らかにした。7度のF1ワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハの息子はこれと合わせて来季もメルセデスのF1リザーブ・ドライバーを継続する。
2022年末までの2シーズンに渡ってハースからF1に参戦した後、今年、メルセデスのリザーブ兼テストドライバーとして活躍したシューマッハは来年、アルピーヌのLMDhマシン「A424」でWECに初挑戦する。
シューマッハの他にはニコラ・ラピエール、フェルディナンド・ハプスブルク、マシュー・バキシビエール、シャルル・ミレッシが2台のA424をドライブする事になるが、ドライバーの組み合わせはまだ明らかにされていない。
「新たな章が始まる。印象的なこのマシンと共にFIA WECのハイパーカー・カテゴリーでの新たなチャレンジを始めるのが待ちきれない」とシューマッハ。
「シングルシーターで育ってきた僕にとって、クローズド・コックピット、カバード・ホイールのクルマをドライブするのはドライビングスキルを磨くという点で絶好の機会だ」
「今年はレースができなくて本当に寂しかった。レースをするのは子供の頃から夢だったし、他のドライバーがコースに向かうのを見るのが辛かった事もあった」
「耐久レースは僕にとって新たな挑戦だ。アルピーヌとともに素晴らしい瞬間を共有できると信じてる」
Let’s go racing together! Excited to be part of the new Hypercar chapter in Alpine's endurance racing history 💪@signatechAlpine @FIAWEC pic.twitter.com/SNuYbQyHkq
— Mick Schumacher (@SchumacherMick) November 22, 2023
同日、メルセデスは2024年のリザーブ・ドライバー契約を発表した。シューマッハは来季、F1とWECで二足のわらじを履くことになる。