解決願う角田裕毅、僚友ガスリー抑えTOP10連取も駆動系トラブル
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アルファタウリの角田裕毅は3月25日(金)に行われたF1第2戦サウジアラビアGP初日の両セッションでトップ10タイムを刻むも、FP2の最終盤にメカニカルトラブルに見舞われた。
1週間前のバーレーンでの初戦で入賞し、幸先の良いシーズンをスタートさせた角田裕毅は、日中に行われたFP1でシニアチームのセルジオ・ペレス(レッドブル)を1000分の58秒差で抑える6番手をマークした。
日没後に行われたFP2でもトップから0.812秒遅れの10番手タイムを刻み、チームメイトのピエール・ガスリーを1000分の77秒差で上回ったが、チェッカー直前に「トラブル!トラブルだ!」と報告。チームは「エンジンを止めろ」との指示を出した。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは最終盤のマシンストップについて「残念ながらクルマの駆動系にトラブルが発生し、コース上でクルマを停めざるを得なかった」と説明した。
「ガレージに戻ったらバイタルを確認し、明日に向けて何が必要なのかを突き止めていくつもりだ」
クルマの感触は終始悪くない
角田裕毅
FP2:10位 1分30秒886 / FP1:6位 1分31秒505
クルマに関してはFP2の最後の瞬間までまずまずのフィーリングでしたが、取り組むべき課題はたくさんあります。
ですが、2台揃って大量にデータを収集することができたので、そこから学び、このクルマで進むべき明確な方向性を見つけることができると思っています。
今夜発生した問題の原因を特定して明日のFP3までに修正できる事を願っていますし、予選で全てを出し切れればと思っています。
初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.14秒差で退けた。3番手には0.246秒遅れでカルロス・サインツ(フェラーリ)が続いた。
近郊の石油関連施設が攻撃され爆発炎上したにも関わらず、F1は予定通りイベントを開催する方針を明らかにしており、F1サウジアラビアグランプリの3回目のフリー走行は日本時間3月26日(土)23時から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される見通しだ。