憤るサインツ「理解しがたいミス」と批判、ヒュルケンベルグとコラピントは反論。モナコ入賞目前で無念リタイア

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カルロス・サインツ(ウィリアムズ)は2026年F1第6戦モナコGPを終えて、自身をリタイアに追いやったライバルたちの動きについて「許容しがたい」と強く批判した。

サインツは終盤の赤旗中断からレースが再開された時点で、ポイント圏内の10番手を走行していた。だが、リスタート直後にニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)とフランコ・コラピント(アルピーヌ)に相次いで追突され、レースを終えることになった。

「あまりにも楽観的」サインツ、強い憤り

悲劇の始まりは、フェアモント・ヘアピン(ターン6)での出来事だった。後方のヒュルケンベルグに追突され、バリアに衝突。ダメージを負ったサインツはそのままポルティエ(ターン8)まで走行を続けたが、今度はそこでコラピントに追突された。

「残念なことに何人かのドライバーが、1ポイントか2ポイントを取りにいくために、リスタートで全てを賭けることを選んだ」とサインツは怒りをにじませた。

「僕は、あまりにも楽観的に考えすぎた人たちの犠牲になった。正直、ほとんど受け入れがたいミスだった」

「モナコでは毎年、ターン6に来ると隊列が詰まる。だからそこではアクセルを抜かなきゃならないし、前のクルマにぶつかりそうになることは誰もが分かっていることだ」

「それだけの経験があるにもかかわらず、どうしてこんなミスが起きるのか理解しがたい。彼らが何を争っていたのかは分からないけど、そのせいで僕のレースは台無しだ」

インタビューペンで取材に応じるカルロス・サインツ(ウィリアムズ)、2026年6月7日(日) F1モナコGP決勝(モンテカルロ市街地コース)Courtesy Of Williams

インタビューペンで取材に応じるカルロス・サインツ(ウィリアムズ)、2026年6月7日(日) F1モナコGP決勝(モンテカルロ市街地コース)

反論するヒュルケンベルグとコラピント

最初の接触についてスチュワードは、ヒュルケンベルグに責任があるとして10秒ペナルティを科した。これによりヒュルケンベルグは、9位フィニッシュながらも14位に降格した。

厳しいペナルティを受け、サインツから批判されたヒュルケンベルグだが、彼自身は衝突を防ぐためにこれ以上できることはなかったと反論している。

「残り7周で再開されれば、当然、白熱したレースになる」とヒュルケンベルグは弁明する。

「僕はエステバン(オコン)を避けなきゃならなかったんだ。彼の背後に追突しないよう、イン側に飛び込むしかなかった」

「結果的にヘアピンの一番イン側に追いやられた。ステアリングは限界まで切っていた。これ以上曲がることはできないし、その場から消え去ることもできない。そこに[コーナーからの立ち上がりの際に]カルロスがアウト側から来て接触した」

「不運としか言いようがないし、何と言えばいいのか分からない」

一方で、ヘアピンの2つ先のコーナーで起きたコラピントとの接触については、お咎めなしの裁定が下された。スチュワードは、サインツがヒュルケンベルグとの接触でダメージを負った後、後続に道を譲ろうとレーシングラインから外れた際の「予期せぬ方向転換」が原因と結論づけた。

コラピントは当時の状況をこう振り返っている。

「よく分からないけれど、彼はコースの真ん中をかなり遅い速度で走っていたにもかかわらず、それでもコーナーを曲がろうとしていて、その結果として接触が起きたんだ」


リタイヤ7台という大波乱の展開となった2026年F1第6戦モナコGPでは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、連勝記録を5に伸ばした。2位にルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3位にアイザック・ハジャー(レッドブル)が続く結果となった。

カタロニア・サーキットを舞台とする次戦バルセロナ・カタロニアGPは、6月12日のフリー走行1で幕を開ける。

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