角田裕毅、予選目標は「少なくともQ2進出」アプグレ効果と車体損傷の影響や如何に
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2023 F1第7戦モナコGP初日プラクティスを16番手で終えた角田裕毅(アルファタウリ)は、リザルトに決定的な影響を与える予選に向けて、クルマからもう少しペースを引き出す必要があるとの考えを示した。
角田裕毅はFP1で13番手タイムをマーク。予選トップ10への期待を誘うパフォーマンスを見せたものの、続くFP2では終盤に向けて、トンネル出口のヌーベル・シケインで左フロントをバリアに当ててしまいパーツが破損。多くが30周以上を走り込んだ中、22周の16番手でセッションを終えた。
クルマの損傷と明日への影響についてチーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「ターン10のエイペックス・バリアに接触してリムにダメージを負った事でセッションが早々に終了したため、ユーキはロングランができなかったが、少なくとも明日の予選に向けた準備に大きな影響はないだろう」と語った。
ヘルメットを脱いだ角田裕毅は初日の出来について「楽しめましたし、まあまあです」と語る一方、「クルマからもう少しペースを見つけ出していかなければなりません。ここは予選が本当に重要ですので」と指摘した。
アルファタウリは今回、待望の新型フロアに加えてディフューザーやサイドポッド・インレット、エンジンカバーにアップデートを投入した。その効果は如何ほどか?
「ここはモナコですので何とも言えませんね」と角田裕毅は説明する。
「ここは通常とは全く違う特性のコースですし、空力効率が求められるコースでもありませんので、違いを説明するのは難しいです」
「持ち込んだのはかなり大掛かりなアップグレードですが、今のところは特に、大きな違いを感じてはいません」
予選の目標は「少なくともQ2に進出する事」だと言い、最終Q3への進出の見通しについては「少し難しい」としながらも「ここはモナコですし、僕らがどの位置にいるのか正確には分かりません」と述べ、次のように続けた。
「兎に角、全てをまとめ上げていかなければなりません。コースに合わせ込んでいき、その後の展開を見守りたいと思います」
なおFP2でのピットレーン速度制限違反に関してスチュワードは、アルファタウリに満額罰金を科すと共に、角田裕毅に異例の警告を与える措置を取った。
F1モナコGPのフリー走行2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。後続には僅差でフェラーリの2台が続く結果となった。
3回目のフリー走行は日本時間5月27日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンテカルロ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
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