ミハエル・シューマッハの「初インタビュー」が予告された2023年4月15日発行(No,16)のドイツ誌「Die Aktuelle」の表紙
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ミハエル・シューマッハ家、人工知能による偽インタビューを受け法的措置へ

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ドイツ誌「Die Aktuelle」がその表紙において、2013年12月のスキー事故以来、初となるミハエル・シューマッハのインタビュー記事を告知した事を受け、シューマッハ家は法的措置を採る計画を明かした。

7度のF1ワールドチャンピオンは10年前、スキー中に頭部を強打。幸いにも一命を取り留めたが、以来インタビューはおろか公の場に一度も姿を見せていない。

ミハエル・シューマッハと長男ミック、長女ジーナ=マリアCourtesy Of Private/Schumacher

ミハエル・シューマッハと長男ミック、長女ジーナ=マリア

ドイツ国内の専門誌を含めた一部メディアはシューマッハ家からの要望を受けプライバシーを尊重しており、その容態は妻コリーナや息子ミックら家族、そして元フェラーリチーム代表のジャン・トッドら一部の親しい関係者のみが知る状況だ。

にも関わらず同誌は2023年4月15日発行(No,16)の表紙にシューマッハの顔写真を大々的にあしらい、事故以来「初となるインタビュー」記事の掲載を告知した。

本当にインタビューが行われたのだとすれば同誌が言うように「世界的なセンセーション」を巻き起こしたところだが、その記事は「インタビューはオンライン上で行われた。人工知能、略してAIに関係するページにおいて」との一文で締め括られていた。

これを受け、ドイツ国内では複数メディアから非難が相次ぎ、ソーシャルメディア上でも「恥ずべき」との指摘が飛び交った。米「ESPN」によるとシューマッハ家の広報担当者は、同誌に対して法的措置を採る計画である事を明らかにした。

同誌は2015年にもシューマッハ家から訴訟を受けた。表紙に妻コリーナさんの写真を使い「コリーナ・シューマッハ~新しい愛が彼女を幸せにする」との見出しをつけた。また、その前年にはシューマッハ夫妻の写真と共に「目覚め」との見出しを掲げて非難を浴びた。

ミハエル・シューマッハと妻コリーナCourtesy Of Imago/Netflix

ミハエル・シューマッハと妻コリーナ