ピレリF1責任者マリオ・イゾラが退社、ACIゼネラルマネージャー就任へ。後任はマッラフスキ

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F1の公式タイヤサプライヤーを務めるピレリは2026年2月26日(木)、モータースポーツ部門を統括してきたマリオ・イゾラの退任を発表した。後任にはダリオ・マッラフスキが就き、3月1日付で同部門の責任者に就任する。

マッラフスキは2008年にピレリへ入社。F1における研究開発分野で幅広い経験を積み、近年は市販車向け製品の開発責任者を務めてきた。イゾラと同様、サステナビリティおよびニュー・モビリティ、モータースポーツ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるジョバンニ・トロンケッティ・プロヴェーラの管轄下に入る。

過去9シーズンにわたりピレリのF1活動を牽引し、サーキットでメディアやチーム対応を一手に引き受けてきたイゾラの退任は、一つの節目と言える。イゾラは7月1日まで同社に在籍し、後任であるマッラフスキへの「円滑かつ効率的な移行」を確実にするため支援にあたる予定だ。

ピレリは声明を通して、イゾラが献身と強い情熱をもってモータースポーツ事業部門の発展に貢献してきたことに謝意を示した。イゾラは「新たなキャリアに挑戦」するため、7月1日付で同社を離れる。この人事の背景には、ピレリの新たな経営体制がイゾラの裁量や長期的な方針に疑問を呈していたとの見方もある。

新天地は母国イタリアの自動車スポーツ統括団体、イタリア自動車クラブ(ACI)だ。イゾラは7月1日付で同組織のゼネラルマネージャーに就任する。「マリオ・イゾラのようなトッププレーヤーを我々のチームに迎え入れられたことは大きな誇りだ」とジェロニモ・ラ・ルッサACI会長は述べた。

スプリント・シュートアウトのポールシッター、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にピレリキャップを渡すピレリのモータースポーツ部門を率いるマリオ・イゾラ、2023年7月1日F1オーストリアGPCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

スプリント・シュートアウトのポールシッター、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にピレリキャップを渡すピレリのモータースポーツ部門を率いるマリオ・イゾラ、2023年7月1日F1オーストリアGP

パドックでイゾラの姿が見られなくなることに、寂しさを覚える関係者は少なくないだろう。イゾラはF1パドックで広く知られ、敬意を集める存在だった。タイヤに対する批判が続く局面でも、チームやドライバーと率直に対話する姿勢で信頼を築いてきた。