ジョージ・ラッセル「レッドブルと似ている」デプロイメントで対フェラーリに劣勢
ジョージ・ラッセル(メルセデス)は9月9日(金)のF1イタリアGP初日セッションを経て、レッドブルと同じ様にフェラーリに対してERSのデプロイメントで若干失っている状況だと説明した。
モンツァ・サーキットは時速300kmオーバーのロングストレートが4本ある一方で十分なブレーキングポイントが少ないため、エネルギー回生という点で少なからず課題がある。
ただ興味深いことに、デプロイメントに問題を抱えていたのはラッセルのみで、ルイス・ハミルトンの方は特に影響がなかったようだ。
なおモンツァはスリップストリームの有無がラップタイムに与える影響が大きいため、ハースやアルファタウリなど、一部のチームは予選での牽引戦術を検討しているが、ラッセルによるとメルセデスは同様のアプローチを採らずに通常通り予選を戦う方針のようだ。
レッドブルに似てデプロイメントで失ってる
ジョージ・ラッセル
FP2: 5位 / 1:22.386
FP1: 3位 / 1:22.689
今日はちょっと奇妙な一日だった。FP1はかなり好調に見えたのに、FP2ではフェラーリとレッドブルが一歩前進して、僕らは少し後退してしまった。今夜はその理由を理解するために取り組んでいきたい。
概して言えば僕らはレッドブルに似て、ERSのデプロイメントで若干失っている状況だ。その点ではフェラーリが優位に立っているように見える。レースでは厄介な事になるかもしれない。
予選でトウを完璧に利用できれば間違いなく差を付けられるだろうけど、ハイリスク・ハイリターンだから僕らはあまり重視していない。
予選はクルマとタイヤについて最も学ぶ場だし、僕らが今シーズン、最も苦戦しているセッションだから、僕らは2人とも、明日も他の予選と同じように基本に忠実に走るつもりだ。
F1イタリアGPのFP2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.143秒差で退けた。3番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
2022年F1イタリア・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月10日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。