体調不良のガスリー「良くなってきてる」角田裕毅の支援と協力に期待
9月9日(金)に行われたF1第16戦イタリアGPの初日を経てアルファタウリのピエール・ガスリーは、セットアップ作業や予選での牽引という点で、チームメイトの角田裕毅と力を合わせて前進していきたいとの考えを示した。
ガスリーは体調不良に見舞われた事で、医師の助言に従い木曜のメディアセッションを欠席したものの、開幕初日にはパドックに姿を見せ、2回のセッションで精力的に走り込んだ。
初日の走行を終えてガスリーは「良くなっている」と述べ、快方に向かっている事を明かした。曰く「本当に気分が悪くて家に籠もるしかなかった」と言うが、具体的に何処がどう悪かったのかについては明かさなかった。
今週末はチームメイトの角田裕毅が降格ペナルティを受けるため、アルファタウリは予選でガスリーを牽引させる事を計画しているようだ。
「僕らは毎回、トップ10に入るかどうかのギリギリの場所にいる。だからこそ、全てを出し切らなきゃならない」とガスリー。
「ユーキがペナルティを受けるから、予選で牽引してもらって少しでも前に行けるように、そしてQ3に進出できるようなセットアップを見つけるために一緒に取り組んでいくつもりだ」
目標は予選Q3進出
ピエール・ガスリー
FP2: 14位 / 1分23秒135
FP1: 13位 / 1分23秒640
まだやるべき事は残っているけど、明日に向けて正しい方向へ一歩踏み出すチャンスがあると思う。
何処に課題があるのかは分かってる。今日もFP1とFP2で特に中高速コーナーでのスライドが顕著に多かった。
全体的なパフォーマンスに対する赤旗の影響は殆どなかった。弱点に関する必要なデータは全て収集できた。
明日の予選でトップ10位以内に入れるように、今夜は洗いざらいデータを分析していきたい。
F1イタリアGPのFP2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.143秒差で退けた。3番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
2022年F1イタリア・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月10日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。