F1バルセロナ合同テスト《初日》結果:フェルスタッペン最速、ホンダはトラブルでPU交換に忙殺

バルセロナ合同テストに臨んだレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンcopyright Red Bull Content Pool

現地5月15日(火)、2018年インシーズン・バルセロナ合同テスト初日セッションが行われ、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが148周を走破し、桃色ハイパーソフトタイヤで1分17秒528のトップタイムを記録した。

コンディションが異なるとは言え、先日のグランプリ予選でスーパーソフトのルイス・ハミルトンが叩き出したポールタイムは16秒173。2段階も柔らかいハイパーソフトを履いてなお、RB14は1.3秒も遅れを取った。

2番手はルノー・スポールのカルロス・サインツ。同じくハイパーソフトを履いたものの、フェルスタッペンには100分の3秒届かなかった。3番手はソフトタイヤのスクーデリア・フェラーリ、セバスチャン・ベッテルという結果だった。

フェラーリは、スペインGPで投入された薄いトレッドの特別仕様タイヤと通常仕様のタイヤの両方をテストしている。

白熱のF1スペインGPを終えて、全10チームがレース終了後のカタロニア・サーキットに留まり、シーズン最初のインシーズンテストに臨んだ。火曜のバルセロナは快晴、各チームともに計8時間のセッションを精力的に走り込んだ。

トロロッソ・ホンダはこの日、プレマレーシングからFIA F2選手権に参戦するショーン・ゲラエルを起用。オイルラジエーターの故障が発生した事で、予防措置としてパワーユニットの交換作業を実施した結果、僅か50周の走行に留まり12番手に終わった。タイヤはソフト。

午前中トップタイムのロマン・グロージャン(Haas)は129周を走り4番手、100分の8秒差でニコラス・ラティフィ(F.India)が5番手につけた。ハイパーソフトの二人に続いたのは、唯一ミディアムタイヤで計測したルイス・ハミルトン(Mercedes)。ハミルトンはこの日全体最多の151周を走りきった。

マクラーレンのランド・ノリスとオリバー・ターベイ、そしてフォース・インディアのジョージ・ラッセルは2019年型ピレリタイヤのテストを実施。ノリスは10番手、ラッセルは11番手、ターベイは13番手という結果だった。

2日目のテストは、現地16日(水)9:00〜13:00及び、14:00〜18:00の2回のセッションが予定されている。

F1バルセロナ合同テスト初日 順位結果

Pos. Driver Team Time Lap Tyre
1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分17秒528 148 Hyper Soft
2 カルロス・サインツ ルノー 1分17秒562 119 Hyper Soft
3 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分17秒659 136 Soft
4 ロマン・グロージャン ハース 1分18秒449 129 Hyper Soft
5 ニコラス・ラティフィ フォース・インディア 1分18秒530 107 Hyper Soft
6 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分18秒543 151 Medium
7 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分18秒981 85 Super Soft
8 アントニオ・ジョビナッツィ ザウバー 1分19秒693 135 Hyper Soft
9 オリバー・ローランド ウィリアムズ 1分20秒009 121 Hyper Soft
10 ランド・ノリス マクラーレン 1分20秒997 76 19年型
11 ジョージ・ラッセル フォース・インディア 1分21秒478 123 19年型
12 ショーン・ゲラエル トロロッソ・ホンダ 1分21秒935 50 Soft
13 オリバー・ターベイ マクラーレン 1分23秒070 58 19年型

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