2021NTTインディカー・シリーズ第10戦ホンダ・インディ200のプラクティス1が7月2日(金)にミッドオハイオ・スポーツカーコースで行われ、ジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー）が1分7秒2524のトップラップを記録した。

「良いセッションだった。クルマのフィーリングは素晴らしかった。クルマに乗り込んであれだけ感触が良いと誰だって『これは何かあるぞ』って思うはずだ。」とニューガーデン。

「正しい道を歩んでいると思う。レッドタイヤは予選で恐らくバランス的に難しいと思う。大抵アンダーステアが強く出てしまうからね。今のところはかなり満足だよ」

2番手はパトリシオ・オワード（マクラーレンSP）、3番手はジャック・ハーベイ（メイヤーーシャンク）という結果だった。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、ホームレースを迎える僚友グレアム・レイホールがトップ5につけた一方、インディカーのデビューセッションを迎えた新人ライアン・ノーマンより後方の全26台中25番手と、ジミー・ジョンソン（チップ・ガナッシ）に続く最後尾に沈んだ。

ヘルメットを脱いだ佐藤琢磨は「タイヤに熱を入れるのにかなりの時間がかかってしまい、フルラップする前にコースアウトしてしまったためピットインを余儀なくされました。今夜はチームメイトのデータに頼らなければなりませんが、明日はもっとスムーズなセッションになることを期待しています」とセッションを振り返った。

デイル・コインから本大会でデビューを飾るインディライツ出身の23歳、ライアン・ノーマンは、17周を走り込んで僚友エド・ジョーンズからコンマ5秒落ちの22番手タイムを残した。

このプラクティスではセッション開始25分後に、2戦ぶりの復帰を迎えたフェリックス・ローゼンクビスト（マクラーレン）がターン1でスピンを喫し、シボレーエンジンがエンストした事で1回の赤旗が振られた。ローゼンクヴィストは13番手でセッションを終えた。

同じくサイクリング中に事故に遭い鎖骨骨折のためにロード・アメリカを欠場して本ラウンドで復帰したリーナス・ヴィーケイ（エド・カーペンター）は18番手でクルマを降りた。

2日目土曜は現地午前9時から50分間に渡って2回目のプラクティスが、そして正午から13時15分まで3ラウンド・ノックアウト式の予選が行われる。

日本ではGAORA SPORTSが日本時間4日(日)深夜25時より決勝レースを生中継する。視聴には「スカパー！」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。更に今季からはHulu ライブTVでもストリーミング配信される。

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